スクラッチタイル貼りが美しい|旧丸森郵便局 2022.05.31 レトロ郵便局舎 旧丸森郵便局の概要丸森郵便局は明治7年12月に設置された郵便取扱所が始まりです。明治8年1月に丸森郵便局と改定されました。丸森町は丸森は養蚕がさかんで、伊達政宗の初陣の地としても知られます。江戸時代後期から昭和初期にかけて7代にわたって栄えた豪商、齋藤理助氏の屋敷である「齋理屋敷」にも近く、歴史
昭和初期の山口相互銀行 萩支店を郵便局に|萩たまち郵便局 2022.05.29 レトロ郵便局舎 萩たまち郵便局の概要萩田町商店街の中にあるから、「萩たまち郵便局」です。昭和初期の山口相互銀行 萩支店だった建物に、平成7年に新設された無集配特定郵便局が入居したかたちです。萩たまち郵便局の詳細情報商店街のアーケイドの中に存在する局舎です。局舎は元々銀行として建てられたものを使っ
五等郵便局制|明治8年 2022.05.27 日本郵便史の知識 郵便局の等級明治6年4月、事務の繁閑により256ヵ所の重立郵便取扱所を「郵便仮役所」とし、二等から四等に格付けしました。郵便取扱人については、一等から七等までの等級を設け、口米もその等級に応じて支給することになりました。その後、明治8年に官吏出張の郵便役所を一等郵便局に、郵便仮役所をその
三等郵便局の通話施設 2022.05.26 郵便局舎の鑑賞 郵便局の「電話室」レトロ郵便局に入ると、入口のほうに公衆電話のスペースが残されていることがあります。明治の終わり頃から、「通話券」と呼ばれる式紙に郵便切手を貼って郵便局で電話をしたのです。そのためのガラス張りのスペースが確保されています。すりガラスに「電話室」と白ペンキで記載されたものが一般的で
山梨県の山間部にある明治末期の現存局舎|旧上九一色郵便局 2022.05.24 レトロ郵便局舎 旧上九一色郵便局の概要九一色という地名は九一色衆と呼ばれる在郷の武士団に由来し、明治22年7月1日に九一色村の一部から上九一色村が発足しました。甲府市のサイトによると、土橋助右衛門宅に明治7年7月1日に古関(ふるせき)郵便取扱所*として設置したのが、上九一色郵便局の始まりです。また、かつての西八
日本における外国郵便はいつから?|明治8年 2022.05.20 日本郵便史の知識 日米郵便交換条約の締結明治6年2月、駅逓寮は、外国郵便業務に精通したアメリカ人のサミュエル・M・ブライアンをお雇い外国人として招聘しました。ブライアンは対米交渉を担当し、同年8月に日米郵便交換条約に調印、翌年4月にワシントンで批准書交換、6月に条約が公布されました。明治8年1月5日、横浜郵便
現役は1本?幻の郵便差出箱6号 2022.05.18 郵便ポストの話題 幻の郵便ポストとして知られる郵便差出箱6号郵便差出箱6号は昭和34年4月にできた郵便ポストで、法的根拠のある郵便ポストのうち、もっとも数少ない郵便ポストとして知られます。一般差出用の通常の郵便ポストの機能に加えて、配達郵便物前送保管を兼ねたもので、足がなく、左右に取り出し口があるのが特徴となって
尾州廻船内海船船主 内田家(旧内田佐七家)|東端郵便取扱所(現・内海郵便局) 2022.05.17 レトロ郵便局舎 旧東端郵便取扱所の概要現在の内海郵便局の沿革を辿っていくと、明治7年6月に開設された東端(ひがしばた)郵便取扱所まで遡ることができます。明治12年3月に現名称に改称しました。江戸時代から明治にかけて活躍した旧内田家住宅(重要文化財)であることが注目されますが、郵便取扱所・郵便局として営業していた
文献紹介|岩手県のレトロ郵便局写真集2編 2022.05.16 岩手県内の記録 郵趣家によるレトロ郵便局の考察本サイト「レトロ郵便局」は明治・大正・昭和の郵便局舎を1つのきっかけにしながら、主に三等郵便局が果たしてきた地域貢献、郵便局長の社会的地位、日本郵便史と郷土史の関連、文化財としての保存・活用の可能性などに関心を向けつつ、情報発信をしています。こうした関心を持
沖縄の離島にある現役簡易局|久高島簡易郵便局 2022.05.15 レトロ郵便局舎 久高島簡易郵便局の概要久高島簡易郵便局は島内唯一の集落の中心地に位置しています。すでに使われなくなって久しい公民館を解体して、平成17年3月3日の開局にこぎつけました。気象条件の厳しい沖縄県内には今から50年前の沖縄返還前のレトロな郵便局舎は現存しないものと見られ、本サイトで取り上げる基
日本最初の官製はがき(紅枠はがき)とその後|明治6-8年 2022.05.13 日本郵便史の知識 二つ折はがきの発行わが国最初の郵便はがきが、明治6年12月に発行されました。オーストリアが世界最初の郵便葉書を発行してから、わずか4年後のことです。薄手の洋紙を縦長に二つ折りにした形状から、「二つ折はがき」と呼ばれます。市内用半銭と国内用1銭の2種類があり、共通の枠が紅色で刷られていることから、
モルタル造の局舎を地域で活用|旧掛塚郵便局(竜洋郵便局) 2022.05.10 レトロ郵便局舎 旧掛塚郵便局の概要掛塚郵便局は明治6年6月16日に開局した掛塚郵便局取扱所に始まります。昭和30年8月16日には竜洋郵便局に改称しました。現在は磐田市内ですが、当時の町名である磐田郡竜洋町に合わせたものです。同地は天竜川の木材が集まった場所で、木工・製材の町として栄えていたところで知られます。明