奥玉郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.09.28 岩手県内の記録 奥玉郵便局の郵便局舎の変遷奥玉郵便局は昭和3年4月6日に奥玉郵便取扱所として奥玉村字中日向201-1に開局しました。初代局長は宍戸克郎氏です。昭和5年2月1日に奥玉郵便局となりました。地名ですが、奥玉(おくたま)と読みます。東磐井郡奥玉村は昭和31年9月30日まであった村で、千厩町に合併されまし
横浜郵便役所の創設|明治4年 2022.09.27 日本郵便史の知識 横浜郵便発祥の地横浜には近代水道やガス事業など、さまざまな発祥の地の記念碑がありますが、横浜市中区弁天通3丁目には「横浜郵便発祥の地」の碑があります。ちょうど弁天通りと関内桜通りの交差点にあり、特に意識しなければ素通りしてしまうような小さな碑です。現地を訪れると意外に思うかもしれませんが、一方通
民間通信局(CCS)ってどんな組織?|昭和20年 2022.09.23 日本郵便史の知識 占領下の郵便アメリカの対日占領政策は政治経済はもとより各般に及び、連合軍最高司令官総司令部(GHQ)は、郵便を含む通信事業に対してもさまざまな場面で指令や覚書を出してきました。それを主導したのがGHQの特別部局として設置された民間通信局(CCS)です。日本国憲法施行記念(昭和22年)
千厩郵便局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.09.21 岩手県内の記録 千厩郵便局の郵便局舎の変遷千厩郵便局は明治6年3月12日に千厩郵便取扱所として千厩村字町201に開局したのが最初です。初代局長は永沢茂右衛門氏です。明治8年1月1日に千厩郵便局となり、同30年2月11日に千厩郵便電信局に改定されました。同36年4月1日に再び千厩郵便局に改定されています。開局時点
戦後の普通切手|昭和20-23年 2022.09.16 日本郵便史の知識 新昭和切手の発行昭和20年12月、新しい時代にふさわしい平和色豊かな切手図案を募集し、入選作を中心とした一群の切手が発行されました。この新しいシリーズのことを「新昭和切手」と呼びます。このシリーズから右書き「日本郵便」に改められました。最初は目打なし糊なしの平版切手でしたが(第1次)、印刷局の復
薄衣矢作郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.09.14 岩手県内の記録 薄衣矢作郵便局の郵便局舎の変遷薄衣矢作郵便局は明治44年3月31日に薄衣村字矢作前乙69に開局しました。初代局長は佐藤儀見氏です。ここでは、明治44年もしくは大正4年、昭和23年、昭和57年、平成15年の局舎を4代にわたってご紹介したいと思います。
昭和初期の老舗旅館・五明館を利用|善光寺郵便局 2022.09.12 レトロ郵便局舎 善光寺郵便局(現局舎)の概要明治の郵便史をひもとくと、明治5年7月開局の善光寺郵便取扱所が存在しますが、こちらは現在の長野中央郵便局の前身です。現在の善光寺郵便局は昭和34年2月1日に設置された無集配特定局であり、門前にはあるものの、比較的に新しい郵便局ということになりますが、長野郵便局(改称前
旧信濃中牛馬合資会社社屋を再生|旧善光寺郵便局(楽茶れんが館) 2022.09.11 レトロ郵便局舎 旧信濃中牛馬合資会社社屋日本における郵便創業の歴史に関心を持つと、必ずどこかで出会うのが中牛馬会社(ちゅうぎゅうばがいしゃ)ないし中牛馬合資会社です。長野県伊那地方の農民が副業的に開始した馬による陸上輸送である中馬(ちゅうま)を起源とし、のちに専業化して、山梨県・長野県を中心に広範なネットワーク
昭和切手の登場と楠公はがき|昭和12年 2022.09.09 日本郵便史の知識 昭和切手の登場大正の初めから長らく使われてきた田沢切手が図案的な魅力にとぼしいことから、新しいデザインへの全面的な切りかえを望む声が昭和の初め頃からしきりでありました。逓信省は、このような要望にこたえ、<躍進日本>を象徴する絵画的な図案に全面的に改正する方針で、「改正郵便切手図案審査委員会」を組
薄衣郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.09.07 岩手県内の記録 薄衣郵便局の郵便局舎の変遷薄衣(うすぎぬ)と読みます。昭和31年9月30日に薄衣村と門崎村が合併して、川崎村となりました。その後、平成の大合併の時期にあたる平成17年9月20日に一関市となり、一関市川崎町となりました。薄衣郵便局は明治6年2月21日に薄衣郵便取扱所として開局した歴
南九州市に現存する旧集配特定局舎|旧勝目郵便局 2022.09.04 レトロ郵便局舎 旧勝目郵便局の概要勝目郵便局(かつめゆうびんきょく)は明治7年12月16日に設置された郵便取扱所が始まりです。中山田郵便局(なかやまだゆうびんきょく)という名称でしたが、明治39年1月1日に改称しました。現存する旧勝目郵便局舎は昭和16年の木造平屋建であり、昭和54年12月2日まで郵便局としての
関東大震災と震災切手|大正12年 2022.09.01 日本郵便史の知識 関東大震災と郵便関連施設の被害大正12年9月1日の関東大震災で、逓信省、貯金局、簡易保険局などが焼失し、京浜地区の郵便局、電信局の大半が被災しました。被災した郵便局は197局にのぼり、京浜地区の郵便業務は壊滅状態におちいりました。貯金局被災により貯金原簿ほか一切の関係書類が焼失しています。