和紙の生産と市川花火が盛んだった地域にある旧市川大門郵便局 2024.09.27 レトロ郵便局舎 旧市川大門郵便局の概要市川大門郵便局の局名にもなっている市川大門は甲府盆地の最南端に位置し、古くから交通と商業の要所として重要な役割を果たしてきました。山梨県南部、西八代郡にかつて存在した町で、現在は市川三郷町の一部となっています。地名の「市川」と「大門」は、地域の歴史と地理に深く根ざしています
近代化産業遺産の門司郵便局電話課庁舎|山田 守の建築 2024.09.24 逓信省技師の肖像 門司郵便局電話課庁舎の概要門司郵便局電話課庁舎は大正13年(1924)10月31日にできた近代建築です。逓信省営繕課技師山田 守によって設計され、日本の逓信建築の初期作品の一つとされています。外観は直線的な形状と曲線的なアーチを対比させたデザインが特徴で、防火機能を兼ね備えた革新的な建築様式を採
「飯能の奥座敷」と呼ばれた地域にある旧原市場郵便局 2024.09.20 レトロ郵便局舎 旧原市場郵便局の概要原市場郵便局のある原市場は自然豊かな地域で、名栗村との合併以前は「飯能の奥座敷」と呼ばれていました。山あいに住宅地が広がり、のどかな風景が特徴です。原市場川が流れる風景は美しく、春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめます。また、近くには天覧山や多峯主山へのハイキ
長屋門右側に残された逓信遺構|旧塩尻郵便局(上大門郵便局) 2024.09.17 レトロ郵便局舎 旧塩尻郵便局の概要塩尻郵便局などが所在する大門は長野県塩尻市の中央部に位置する地区で、市の中心市街地を形成しています。この地域は塩尻市の行政、商業、文化の中核となっており、多くの官公庁や商業施設が集中しています。大門地区の人口は約9,600人で、地域の発展と活動がさかんです。大門は田川の上流左岸
安芸武田氏の堅城-佐東銀山城址にも近い旧福山山手郵便局 2024.09.13 レトロ郵便局舎 旧福山山手郵便局の概要福山山手郵便局のある福山市の山手地区は、広島県福山市の北西部に位置し、萱野山を背にしており、中国山地と四国山地に挟まれた温暖な気候に恵まれています。自然災害が少なく、穏やかな環境が広がっています。かつては山陽道の要所として栄え、特にこの地にあった銀山城は戦国時代に築かれた山
郵便機械化の実験はどこで行われたの?|昭和41年 2024.09.12 日本郵便史の知識 日立と日本電気が担った戦後の郵便機械化昭和41年8月、埼玉県の大宮郵便局に本省直轄の機械化実験室が設置されました。大宮局では、郵便物を定形と定形外により分ける自動選別機、定形郵便物の切手の位置を自動的に検知して取り揃え消印する自動取揃押印機などの試作機が持ち込まれ、テストと改良が続けられました。
淡路島にあるレトロ郵便局舎|旧塩田郵便局 2024.09.10 レトロ郵便局舎 旧塩田郵便局の概要塩田郵便局の局名にもなっている塩田村(しおたむら)は、かつて兵庫県津名郡に存在した村で、現在の淡路市の塩尾、下司、里の地域に相当します。この地域は大阪湾に面しています。明治10年(1877年)に、塩尾浦、下司村、塩田下村という3つの地域が合併して「塩田浦」と呼ばれるようになりま
牧野氏に所縁のある町にある旧豊川牛久保郵便局 2024.09.06 レトロ郵便局舎 旧豊川牛久保郵便局の概要豊川牛久保郵便局のある豊川市の牛久保は、愛知県東部に位置する地域で、豊かな歴史と文化を持つ場所です。牛久保は古くから交通の要所として発展し、JR飯田線の牛久保駅があり、主要道路が交差する便利な立地にあります。豊橋市や岡崎市への通勤通学にも便利です。牛久保の歴史は中
砥石の採掘で栄えた町にあった洋風建築|旧砥沢郵便局 2024.09.03 レトロ郵便局舎 旧砥沢郵便局の概要砥沢(とざわ)と読みます。郵便局名にもなっている砥沢ですが、砥沢村は江戸時代に砥石の採掘で栄え、中山道脇往還の分岐点としても重要な役割を果たしていました。文禄2年(1593年)には南牧関所が設けられ、江戸時代には幕府領として耕地が細分化され、特定の家が砥石採掘を許されていました
札幌市南区の「おもしろ遊便館」が伝えた郵便の新しい形 2024.09.02 日本郵便史の知識 「こんなものが郵便で送れるの?」と、誰もが驚く変わり種郵便物がずらりと並ぶ博物館、「おもしろ遊便館」が札幌市南区にありました。この一風変わった施設を立ち上げたのは、渡辺信雄さん。郵便局の仕事を通じて培った経験を生かし、郵便文化の楽しさと可能性を探求したこの博物館は、まさに“遊び心”の詰まった場所でし
「紙の集積地」として栄えた高部宿の旧高部郵便局[美和郵便局] 2024.09.01 レトロ郵便局舎 高部宿について高部宿は茨城県常陸大宮市 美和地域に位置しています。高部宿は、美和地域高部地区の中心部に位置する趣ある町並みが残る宿場町です。この地域には、佐竹氏の五男・高部景義が築いたとされる高部城があり、中世以来、軍事や宗教の拠点として栄えてきました。常陸国と下野国の国境に位置し、那須氏などか