旧秋中郵便局の概要
秋中村(あきなかそん)は、山口県玖珂郡にかつて存在した村で、現在の岩国市美和町北中山および美和町秋掛に相当する地域です。自然豊かな地域で、羅漢山や二代木山といった山岳がその地形の特徴です。秋中村は、明治22年(1889年)4月1日に町村制の施行により、北中山村と秋掛村が合併して誕生しました。その後、昭和30年(1955年)4月1日に賀見畑村と合併して美和村が発足したため、自治体としての秋中村は消滅しました。
北中山と秋掛のうち、秋掛のほうに旧秋中郵便局舎があります。一般的なレトロ郵便局とは異なり、民家風の建物ですが、正面だけは細工が造り込まれている部分があり、明らかに昭和初期の郵便局とわかります。
旧秋中郵便局の詳細情報
秋中郵便局は、昭和4年(1929年)4月1日に三等無集局として設置されました。その後、昭和11年(1936年)1月16日に集配業務を開始し、地域の通信インフラを拡充しました。さらに、昭和16年(1941年)2月1日には特定郵便局に改定されました。平成3年(1991年)5月27日には集配業務が廃止され、その業務は美和郵便局に引き継がれました。
旧秋中郵便局のアクセス
所在地
〒740-1201
山口県岩国市美和町秋掛
アクセス
車:JR西日本・山陽本線「大竹駅」から約36分
車:広島岩国道路「大竹IC」から約35分
秋中郵便局の基本情報
現在の秋中郵便局は岩佐佐伯線から分かれた秋掛錦線(県道134号)沿いにあります。
所在地
〒740-1201
山口県岩国市美和町秋掛89―6
秋中郵便局の沿革
昭和04.04.01 設置 三等無集局
昭和11.01.16 集配開始
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
平成03.05.27 集配廃止 引継:美和
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。