「紙の集積地」として栄えた高部宿の旧高部郵便局[美和郵便局] 2024.09.01 高部宿について高部宿は茨城県常陸大宮市 美和地域に位置しています。高部宿は、美和地域高部地区の中心部に位置する趣ある町並みが残る宿場町です。この地域には、佐竹氏の五男・高部景義が築いたとされる高部城があり、中世以来、軍事や宗教の拠点として栄えてきました。常陸国と下野国の国境に位置し、那須氏などか
銀行のようなつくりの洋館と土蔵が現存する旧粟野郵便局 2024.08.30 旧粟野郵便局の概要粟野郵便局名にもなっている粟野町は栃木県上都賀郡に存在した町です。町の地理は山が多く、横根山、谷倉山、高谷山などがあり、思川が流れていました。歴史的には、明治22年(1889)4月1日に町村制の施行により、粟野村、賀蘇尾村(がそおむら)、永野村(ながのむら)、清洲村(きよすむら
飛騨の山間集落にひっそりと存立する旧朝日郵便局 2024.08.27 旧朝日郵便局の概要朝日郵便局の局名にもなっている朝日ですが、かつて岐阜県大野郡にあった村名でもあります。周知のとおり、飛騨国は明治9年(1876年)8月21日の第2次府県統合で、筑摩県(現在の長野県の前身の1つ)から岐阜県の管轄となりました。明治12年(1879年)2月18日の郡区町村編制法の岐
福井県福井市の北西部に位置する集配局舎|旧鶉郵便局 2024.08.23 旧鶉郵便局の概要鶉(うずら)郵便局の局名にもなっている鶉地区は、福井県福井市の北西部に位置する地域で、川西ブロックに属しています。2024年1月1日現在の人口は2,769人、世帯数は1,001世帯となっています。鶉地区は自然が豊かで環境が良い、のどかな農村地帯です。この地域は杉田鶉山翁を輩出し、
大津市の山間集落に現存する旧途中郵便局 2024.08.20 旧途中郵便局の概要かつての途中郵便局は滋賀県大津市伊香立途中町(いかたちとちゅうまち)にあります。この地名の由来は、延暦寺の僧侶で千日回峰行という厳しい修行を創始した相応和尚(9世紀の人物)が無道寺と葛川明王院の中間に位置する地を「途中村」と名付けたものと伝えられます。京都市左京区大原小出石町と
かつての伊勢本街道沿いの小さな集落に現存する旧榛原高井郵便局 2024.08.13 旧榛原高井郵便局の概要榛原高井(はいばらたかい)と読みます。榛原高井郵便局の所在する榛原町高井は山間部の狭隘な谷間にある小さな集落で、かつては伊勢本街道と呼ばれる伊勢参りの主要な道が通っていました。この地域は、伊勢方面へ向かう道が多くあり、現在ではその区別が曖昧です。高井は宿場町として栄え、近隣
長崎街道の宿場町(塩田宿)及び塩田川の河港(塩田津)とともに知られる旧塩田郵便局 2024.08.09 旧塩田郵便局の概要塩田郵便局のある塩田津(しおたつ)は、佐賀県嬉野市塩田町にある街区で、古くは河港として知られていました。かつて有明海の干満による水運と長崎街道の陸路が交差する賑わいを見せた町で、平成17年(2005年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。江戸時代の建築様式である白
オシャレなパン屋さんとして活用されている旧美祢郵便局 2024.08.06 旧美祢郵便局の概要美祢(みね)と読みます。郵便局名にもなっている美祢郡は山口県(旧長門国)に位置していた郡で、現在の美祢市の大部分に相当します。1879年(明治12年)に行政区画として設立された時、郡域は今日の美祢市の大部分(豊田前町などの一部を除く)を占めていました。郡役所は大田村に設置されま
「肥前浜宿の歴史的な町並み」(国の重要伝統的建造物群保存地区)の中にある旧浜郵便局 2024.08.02 旧浜郵便局の概要浜町郵便局がある浜町は、江戸時代には多良街道の宿場町として、また有明海沿岸の港町として繁栄していました。陸路と海路の接点であり、物流の起点ともなったこの地域は、江戸から明治にかけて商業の中心地でした。現在では町の中心が現市街地に移りましたが、当時の発展を反映して、街道筋には歴史的
林業がさかんだった山間部に現存するレトロ局舎|旧芦安郵便局 2024.07.30 旧芦安郵便局の概要芦安村は山梨県中巨摩郡に位置していた村で、現在は南アルプス市の一部です。この地域は県の中央西端、郡の西端に位置し、主に山林から成り立っています。村域は北西から南東に長い帯状で、中央部にはフォッサマグナの断層が走っています。西部は富士川の支流である野呂川が、東部は御勅使川が流れ、
岡山県真庭郡(旧大庭郡)に存在した旧河内(こうち)郵便局 2024.07.26 旧河内郵便局の概要河内(こうち)郵便局と読みます。大庭郡河内村は明治22年(1889)6月1日、町村制施行に伴い、大庭郡上河内村、下河内村、中河内村が合併して河内村が発足。役場は大字中河内に置かれました。その後、明治33年(1900)4月1日に大庭郡が真島郡と合併し、真庭郡となり、河内村も真庭郡
平成18年に集配廃止・平成24年に廃止された旧三国郵便局 2024.07.23 旧三国郵便局の概要三国村(みくにそん)は岡山県和気郡に位置していた村で、現在の備前市吉永町加賀美、笹目、多麻、都留岐(つるぎ)に該当します。旧国名でいえば、備前に属しますが、美作・播磨地域に接することから、「三国」という地名になりました。1878年には都留岐に戸長役場が設置されました。三国村とし