オシャレなカフェとして文化財を活用|旧常陸北条郵便局 2022.03.02 旧常陸北条郵便局の概要筑波郵便局は明治5年7月1日に設置された北条郵便取扱所を起源とします。現存する旧北条郵便局舎は昭和8年のもので、昭和37年10月1日に移転するまで使用されていました。このときの移転と同時に筑波郵便局と改称しています。もっとも、つくば市の中心的な郵便局は筑波学園郵便局であり、
和と洋を装うモダンな郵便局舎|旧下郡郵便局 2022.03.01 旧下郡郵便局の概要下郡郵便局は明治13年5月に開設されました。良好な状態で現存する平屋建ての旧局舎は昭和9年にできたものです。昭和初期の三等郵便局・特定郵便局の雰囲気をよくとどめています。小規模な局舎ながら、昭和11年6月30日から通話・電報受付を開始し、昭和13年5月21日からは電報配達も行い
集配局の官舎とともに保存・再生|旧明治郵便局 2022.02.28 旧明治郵便局の概要愛知県碧海郡淵辺村が明治39年5月1日に成立したのち、「明るく治まる村にしたい意向」から明治村に改称しました。明治村には郵便局がなかったことから、神谷八郎氏が請願を行い、三等郵便局として明治郵便局ができました。明治村は昭和の大合併で昭和30年4月1日に安城市、碧海市、西尾市に分
岡田記念館の喫茶「無歴」として利用|旧栃木嘉右衛門町郵便取扱所 2022.02.25 旧栃木嘉右衛門町郵便取扱所(岡田記念館)の概要栃木嘉右衛門町郵便取扱所は明治35年11月に設置され、明治38年4月には無集配の三等郵便局に改定されました。戦後の昭和29年2月に栃木室町郵便局として移転改称しています。もともと岡田家が郵便局長を務めた旧局舎は、岡田記念館の喫茶「無歴」として活用され
中山道の通信を支えた文化財局舎|旧本庄仲町郵便局 2022.02.21 旧本庄仲町郵便局(旧本庄郵便局)の概要埼玉県北部の本庄宿は中山道六十九次の中で、武蔵国最後の宿場町であり、規模としても最大の宿場町でした。そんな交通の要所に本庄郵便取扱所ができたのは明治5年7月のことでした。国指定の登録有形文化財となっている局舎は昭和9年の旧本庄郵便局舎です。本庄郵便局は昭和3
キリシタンの里にあるレトロな局舎|旧米川郵便局 2022.02.10 旧米川郵便局の概要米川は宮城県北部の登米市北東部に位置し、北は岩手県藤沢町、東は気仙沼市、南三陸町に接します。かつてタタラ製鉄や煙草の集積所として栄えたこともあり、旧街道沿いには蔵のある明治の商家が並ぶ一角があり、その中に擬西洋風の旧米川郵便局舎があります。米川郵便局は当初、明治7年12
群馬県の郵便創業を今に伝える|旧中山郵便局 2022.02.05 旧中山郵便局の概要三国街道は中山道の高崎(群馬県高崎市)から分かれ、北陸街道の寺泊(新潟県長岡市寺泊地域)へ至る街道で、江戸と越後を結ぶ最短ルートとして重要でした。明治5年に三国街道に新式郵便が行われるとき、高崎から数えて7つ目の中山宿における郵便取扱人(郵便局長)として平形作太郎が推挙され、明
クラウドファンディングで再生|旧石山郵便局(札幌市南区) 2022.02.01 旧石山郵便局の概要札幌市南区の旧石山郵便局の沿革をひもとくと、明治35年2月に設置された穴ノ沢(澤)郵便取扱所までさかのぼることができます。明治38年4月に三等無集局に改定され、明治 41年1月に石山郵便局となりました。石山、石切山という地名は、この地が札幌軟石という支笏カルデラの火砕流が冷え固
甲州街道沿いに現存|旧勝沼郵便電信局 2022.01.17 旧勝沼郵便電信局の概要山梨県甲州市にある旧田中銀行博物館は、明治31年頃に勝沼郵便電信局として建てられたことで知られています。甲州街道の宿場町であった勝沼に郵便取扱所ができたのは明治5年7月で、郵便創業の翌年のことでした。電信業務の取扱いに伴い、勝沼郵便電信局(三等郵電局)に改定されたのが明治2
都内にある現役レトロ局舎|上恩方郵便局 2022.01.04 上恩方郵便局の概要八王子市西部の上恩方町(かみおんがたまち)には、上恩方郵便局があります。昭和13年9月6日に開局した当時の木造2階建て局舎が今も現役です。もともと簡単な窓口業務を行う郵便取扱所として設置されたこともあり、小規模な郵便局舎ではありますが、現在ではATM、電話ボックス、そして郵便ポ
現役局舎最古の1つ|知多岡田簡易郵便局 2022.01.01 知多岡田簡易郵便局の概要知多・岡田簡易郵便局を語るために、伊井又兵衛が横須賀郵便局の出先として岡田郵便受取所を明治32年に開設したところまでさかのぼらなければなりません。2年後には郵便局に昇格し、翌明治35年に現在の位置に移転しました。この時にできた岡田郵便局局舎(現在の知多郵便局)は昭和41年