鉄筋コンクリート造2階建の初期建築|旧柿野郵便局(旧飯南郵便局) 2022.11.01 旧飯南郵便局の概要飯南郵便局の沿革をひもとくと、明治39年3月23日開局の柿野郵便局という三等無集配局までさかのぼることができます。旧飯南郵便局局舎は和歌山街道に南面して建つ鉄筋コンクリート造2階建の旧郵便局舎で、昭和7年の建築です。かつては飯南郵便局と改称したのは、昭和37年9月1日のことです
明治終わりの現存レトロ郵便局舎|旧川口郵便局(徳島県) 2022.10.25 旧川口郵便局の概要徳島の川口郵便局は長い間、集配特定局でした。明治8年1月2日開局の国政郵便局が始まりで、明治19年2月1日に川口郵便局に改称しています。現地資料によると、国の登録有形文化財としての川口郵便局(旧川口郵便局局舎及び主屋)は明治38年の局舎であり、昭和54年に改修を行いました。『局
風待ち港で知られる古い街並みに佇むレトロ郵便局舎|旧引田郵便局 2022.10.18 旧引田郵便局の概要引田(ひけた)は香川県東部に位置し、かつての大内郡の村でしたが、明治に大内郡と寒川郡が合併して、大川郡の引田村となりました。その後、平成15年の合併で、周辺の大内町・白鳥町・引田町とともに東かがわ市となりました。引田郵便局は明治5年7月1日開局の郵便取扱所まで遡ることが
逓信協会雑誌にも紹介された三等局建築|旧五個荘郵便局 2022.10.11 旧五個荘郵便局の概要東近江市五個荘竜田町の五個荘郵便局は明治36年12月に開設された龍田郵便受取所がその始まりです。国の登録有形文化財に指定された松居家住宅洋館は大正14年の旧郵便局舎で、同年に五箇荘郵便局に改称。昭和58年3月21日まで郵便局として使用されました。同局は平成18年9月まで集配業
日本最古の現存レトロ郵便局舎の1つ|旧江津郵便局 2022.10.04 旧江津郵便局の概要島根県西部にある江津市(ごうつし)にある江津郵便局は明治5年7月1日開局の郷田郵便取扱所を起源とし、明治23年4月1日に江津郵便局に改称しました。旧江津郵便局舎は郵便局長が地元の材木商豊田藤太郎に依頼して建てた明治20年(頃)のものとされ、郷田郵便局という名称で営業していた時期
昭和初期の老舗旅館・五明館を利用|善光寺郵便局 2022.09.12 善光寺郵便局(現局舎)の概要明治の郵便史をひもとくと、明治5年7月開局の善光寺郵便取扱所が存在しますが、こちらは現在の長野中央郵便局の前身です。現在の善光寺郵便局は昭和34年2月1日に設置された無集配特定局であり、門前にはあるものの、比較的に新しい郵便局ということになりますが、長野郵便局(改称前
旧信濃中牛馬合資会社社屋を再生|旧善光寺郵便局(楽茶れんが館) 2022.09.11 旧信濃中牛馬合資会社社屋日本における郵便創業の歴史に関心を持つと、必ずどこかで出会うのが中牛馬会社(ちゅうぎゅうばがいしゃ)ないし中牛馬合資会社です。長野県伊那地方の農民が副業的に開始した馬による陸上輸送である中馬(ちゅうま)を起源とし、のちに専業化して、山梨県・長野県を中心に広範なネットワーク
南九州市に現存する旧集配特定局舎|旧勝目郵便局 2022.09.04 旧勝目郵便局の概要勝目郵便局(かつめゆうびんきょく)は明治7年12月16日に設置された郵便取扱所が始まりです。中山田郵便局(なかやまだゆうびんきょく)という名称でしたが、明治39年1月1日に改称しました。現存する旧勝目郵便局舎は昭和16年の木造平屋建であり、昭和54年12月2日まで郵便局としての
岡山県笠岡市の離島にある旧局舎|旧真鍋島郵便局 2022.08.30 旧真鍋島郵便局の概要真鍋島は岡山県笠岡市にある笠岡諸島に属する島であり、真鍋島郵便局は大正7年4月21日に開局した離島局になります。真鍋家住宅は5棟からなり、主屋は江戸末期と伝えられていましたが、棟札から明治3年のものと判明しました。主屋北側の郵便局舎は大正6年の建築で、開局時点から昭和38年1
馬込文士村のレトロ局舎|旧大田南馬込一郵便局 2022.08.28 旧大田南馬込一郵便局の概要河原家住宅主屋は明治18年建設の旧馬込小学校の玄関と教場部分を移築して和風住宅に改造したもので、その後昭和38年に同校新校舎の時計台(大正14年建設)を移築して主屋の書斎の上部に設置して現在にいたります。学校建築を活用した時計台のある特異な住宅として地域に親しまれており
旧局舎をリノベーションTERA COFFEE and ROASTER|旧横浜妙蓮寺郵便局 2022.08.22 旧横浜妙蓮寺郵便局にコーヒーショップが開店「毎日に特別な一杯を。」をコンセプトに横浜に3店舗を展開するテラコーヒーが令和3年末、旧横浜妙蓮寺郵便局をリノベーションして妙蓮寺店としてオープンしました。横浜妙蓮寺郵便局は令和3年2月22日に移転したところに居抜きで入ったかたちです。かつての昭和レトロ
文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」として再生|旧横浜篠原郵便局 2022.08.21 ARUNŌ –Yokohama Shinohara-文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」(以下、「アルノー」)は令和4年8月10日、新横浜駅篠原口から徒歩4分のところにオープンしました。文化複合拠点「アルノー」の名前の由来は、『アルノウ―ある伝書バトの記録