「ゆーくんち」として地域活性化に貢献|旧来民郵便局 2023.03.21 旧来民郵便局の概要来民(くたみ)と読みます。明治7年12月の設置時点では、山鹿新町という名称でしたが、明治9年に来民郵便局となりました。長く三等局・特定局の来民郵便局として歩んできましたが、平成8年4月8日には鹿本郵便局と改称しています。現存する旧来民郵便局(ゆーくんち)は昭和11年12
東京23区内最後のモルタル看板建築の旧局舎|旧中央築地六郵便局(閉鎖済) 2023.03.07 旧中央築地六郵便局の概要隅田川にかかる勝鬨橋、築地場外市場の近くには、平成31年1月19日まで昔ながらの看板建築のレトロ郵便局舎が現役局として営業していました。晴海通りの北東裏側に、モルタルと赤いレンガの対比の美しい局舎がありましたが、平成30年11月20日付のプレスリリースにて「一時閉鎖」と報
歴史ある宮原八幡宮と一体的な簡易局|宮原簡易郵便局 2023.02.27 宮原簡易郵便局の概要宮原簡易郵便局は昭和38年3月1日に簡易郵便局として開局した局です。栃木県那須烏山市宮原の「宮」は宮原八幡宮のことであり、宮司さんのご家族が簡易郵便局長を務めています。局舎は自宅とつながっていて、かなり奥行のある様子がうかがえました。宮原簡易郵便局の詳細情報宮
コミュニティカフェとして復活!「中名田モデル」ともいうべき再生事例|旧中名田郵便局 2023.02.26 旧中名田郵便局の概要中名田郵便局は大正5年7月26日に設置された郵便局で、初代局長は地域の有力者 大道四郎兵衛が務めました(『中名田誌』より)。現存する旧局舎は昭和11年頃のものであり、昭和45年7月26日まで郵便局としての役割を果たしました。小浜市下田の山間にあり、県道沿いに西面して建つ木造2
漁協受託の簡易郵便局|下泊簡易郵便局(2022/4/29~一時閉鎖) 2023.02.20 下泊簡易郵便局の概要下泊簡易郵便局は昭和36年4月1日にできた簡易郵便局です。郵便局名にもなっている下泊地区は西予市三瓶町の最南端に位置し、前面は宇和海に面し、 後背は山地にかこまれた小さな集落となっています。柑橘類の栽培と漁業が主力産業であり、かつては真珠養殖や養豚なども行われていました。
銀山新道沿いのレトロ局舎|旧永井野郵便局 2023.02.13 旧永井野郵便局の概要会津美里町の旧永井野郵便局は国道401号沿いの古い町並みの中にあります。国道401号の福島側は明治前半に会津若松と柳津町の軽井沢銀山を結ぶ「銀山新道」として整備された道です。永井野郵便局の局長は、清酒「萬代芳」を製造する造り酒屋の白井家が担いました。白井酒造店には戦前にできた
磐梯山の噴火を今に伝える湖畔のレトロ局舎|桧原郵便局(福島県) 2023.02.06 旧桧原郵便局の概要桧原(ひばら)と読みます。湖底に沈む桧原宿跡の話をご存じでしょうか。桧原宿はかつて会津若松と米沢を結ぶ56㎞の街道(通称米沢街道)にあった宿場で、伊能忠敬の記録にも出てくる場所です。近世には銀山が開発されたほか、隣の宿場である大塩宿では塩泉を利用した山塩が産出されたことから賑わ
複雑な局名改称を遂げた広島駅前郵便局|広島JPビル郵便局(現在) 2023.01.27 大正時代に新設された広島駅前郵便局広島市内の郵便史は複雑です。郵便創業期の明治4年12月5日に開局した広島郵便取扱所の流れを汲むのが、現在の広島西郵便局(昭和33年10月末まで広島郵便局)であり、大正12年3月1日に広島駅前に新設されたのが広島駅前郵便局(昭和33年11月1日から広島郵便局)です
山本周五郎とゆかりのある「みどう本陣」|旧初狩郵便局 2023.01.24 旧初狩郵便局の概要初狩郵便取扱所ができたのは、他の甲州街道沿いの局所と同じ明治5年7月1日(1872年8月4日)のことです。郵便創業期の文書には逓送請負人として富田右内と奥脇市右衛門の2氏が連名で記載されており、下初狩の初代郵便取扱役(郵便局長)には富田右内が任命されています。下初狩郵便取扱所は
北海道の旧駅舎を再利用した局舎|万字仲町簡易郵便局 2023.01.23 万字仲町簡易郵便局の概要万字仲町簡易郵便局は昭和40年3月30日に開局した局で、万字炭山の労働者や家族、農業従事者などに利用されてきました。万字線(国鉄)の旧万字駅が万字仲町簡易郵便局として再利用されており、鉄道窓口をそのまま郵便局舎として使用しています。 地方公共団体を受託者とする簡易郵便局で
縮緬街道沿いにある下村家住宅内の旧局舎|旧加悦郵便局 2023.01.17 旧加悦郵便局の概要京都府与謝郡与謝野町の加悦(かや)は江戸時代は京往還、明治時代以降は網野街道と呼ばれた丹後と京都を結んだ道路の両側に位置する地区です。加悦郵便局は加悦郵便取扱所として明治7年に開局し、翌明治8年に加悦郵便局(五等郵便局)となりました。明治19年4月に三等郵便局となり、明治25年
簡易保険業務を担った逓信省簡易保険局庁舎|旧三田台郵便局(解体) 2023.01.12 逓信省簡易保険局庁舎(東京簡易保険支局・東京簡易保険事務センター・三田台郵便局)の概要かつて三田台郵便局という普通郵便局が東京都港区にありました。設置時点の名称は簡易保険局構内郵便局(二等無集局)であり、逓信省本省の簡易保険局の庁舎内にある郵便局でしたが、郵便はがきや書状などの実逓便も一定数