昭和切手の登場と楠公はがき|昭和12年 2022.09.09 日本郵便史の知識 昭和切手の登場大正の初めから長らく使われてきた田沢切手が図案的な魅力にとぼしいことから、新しいデザインへの全面的な切りかえを望む声が昭和の初め頃からしきりでありました。逓信省は、このような要望にこたえ、<躍進日本>を象徴する絵画的な図案に全面的に改正する方針で、「改正郵便切手図案審査委員会」を組
薄衣郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.09.07 岩手県内の記録 薄衣郵便局の郵便局舎の変遷薄衣(うすぎぬ)と読みます。昭和31年9月30日に薄衣村と門崎村が合併して、川崎村となりました。その後、平成の大合併の時期にあたる平成17年9月20日に一関市となり、一関市川崎町となりました。薄衣郵便局は明治6年2月21日に薄衣郵便取扱所として開局した歴
南九州市に現存する旧集配特定局舎|旧勝目郵便局 2022.09.04 レトロ郵便局舎 旧勝目郵便局の概要勝目郵便局(かつめゆうびんきょく)は明治7年12月16日に設置された郵便取扱所が始まりです。中山田郵便局(なかやまだゆうびんきょく)という名称でしたが、明治39年1月1日に改称しました。現存する旧勝目郵便局舎は昭和16年の木造平屋建であり、昭和54年12月2日まで郵便局としての
関東大震災と震災切手|大正12年 2022.09.01 日本郵便史の知識 関東大震災と郵便関連施設の被害大正12年9月1日の関東大震災で、逓信省、貯金局、簡易保険局などが焼失し、京浜地区の郵便局、電信局の大半が被災しました。被災した郵便局は197局にのぼり、京浜地区の郵便業務は壊滅状態におちいりました。貯金局被災により貯金原簿ほか一切の関係書類が焼失しています。
一関台町郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.08.31 岩手県内の記録 一関台町郵便局の郵便局舎の変遷一関市台町(だいまち)は一関席から南西側の一関運動公園に隣接するエリアです。一関台町郵便局は昭和40年7月21日に一関市新大町154-5に開局しました。昭和41年8月1日の所在地名変更により、一関市宮坂町9-13となりました。初代局長は境吉次氏です。
岡山県笠岡市の離島にある旧局舎|旧真鍋島郵便局 2022.08.30 レトロ郵便局舎 旧真鍋島郵便局の概要真鍋島は岡山県笠岡市にある笠岡諸島に属する島であり、真鍋島郵便局は大正7年4月21日に開局した離島局になります。真鍋家住宅は5棟からなり、主屋は江戸末期と伝えられていましたが、棟札から明治3年のものと判明しました。主屋北側の郵便局舎は大正6年の建築で、開局時点から昭和38年1
馬込文士村のレトロ局舎|旧大田南馬込一郵便局 2022.08.28 レトロ郵便局舎 旧大田南馬込一郵便局の概要河原家住宅主屋は明治18年建設の旧馬込小学校の玄関と教場部分を移築して和風住宅に改造したもので、その後昭和38年に同校新校舎の時計台(大正14年建設)を移築して主屋の書斎の上部に設置して現在にいたります。学校建築を活用した時計台のある特異な住宅として地域に親しまれており
インド洋に浮かぶ英領セーシェル宛ての外信はがき|明治31年 2022.08.27 国際郵便体系 英領セーシェル(セイシェル)の概要ここでは19世紀末から20世紀初頭の時期の稀少あるいは特殊な宛先の外国郵便を紹介し、万国郵便連合(UPU)のネットワークの中にある日本に焦点を当てていきます。セーシェルはインド洋に浮かぶ、人口8万人の島嶼国です。面積は種子島ほどに過ぎず、アフリカ圏の国と
大正時代を代表する切手といえば|大正2年 2022.08.26 日本郵便史の知識 新切手図案の募集明治45年7月30日、明治天皇が崩御し、大正天皇が即位しました。新天皇の即位を機に、逓信省は普通切手のデザインを一新することとし、図案の公募を行います。こうして一等に選ばれた田沢昌言(印刷局々員)の図案が切手に採用され、図案者の名に因み、このシリーズを「田沢切手」と呼びます。
一関駅前郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.08.24 岩手県内の記録 一関駅前郵便局の郵便局舎の変遷一関駅前郵便局は昭和23年3月21日に「西磐井郡一関町」に開局しました。一関市が市制を開始したのが昭和23年4月1日のことです。その直前に開局したことになります。初代局長は佐藤吉蔵氏です。ここでは歴代の郵便局舎を3つご紹介します。
旧局舎をリノベーションTERA COFFEE and ROASTER|旧横浜妙蓮寺郵便局 2022.08.22 レトロ郵便局舎 旧横浜妙蓮寺郵便局にコーヒーショップが開店「毎日に特別な一杯を。」をコンセプトに横浜に3店舗を展開するテラコーヒーが令和3年末、旧横浜妙蓮寺郵便局をリノベーションして妙蓮寺店としてオープンしました。横浜妙蓮寺郵便局は令和3年2月22日に移転したところに居抜きで入ったかたちです。かつての昭和レトロ
文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」として再生|旧横浜篠原郵便局 2022.08.21 レトロ郵便局舎 ARUNŌ –Yokohama Shinohara-文化複合拠点「ARUNŌ –Yokohama Shinohara-」(以下、「アルノー」)は令和4年8月10日、新横浜駅篠原口から徒歩4分のところにオープンしました。文化複合拠点「アルノー」の名前の由来は、『アルノウ―ある伝書バトの記録