昭和10年にできた呉服店を改装|下高瀬簡易郵便局 2022.07.07 レトロ郵便局舎 下高瀬簡易郵便局の概要香川県の下高瀬簡易郵便局は簡易郵便局制度ができた翌年昭和25年9月1日に新規開局しました。現在も郵便局長を務める丸岡家が自宅兼簡易郵便局舎として今も修繕を繰り返しながら大切に使用しています。もともとは呉服店を営んでいましたが、呉服店として営業していた期間は短く、戦後は運送業
丸の内における東京中央郵便局局舎の変遷|吉田鉄郎(関連) 2022.07.07 逓信省技師の肖像 短命に終わった丸の内における初代局舎大正6(1917)年完成の東京中央郵便局が丸の内における最初の東京中央郵便局です。当時の住所は麹町区八重洲町二丁目、敷地総面積3,563坪(11,779㎡)、建坪855坪(2,836㎡)、木造一部二階建て、外部両煉瓦化粧の瀟洒な建物でした。この局舎は、
南相馬市の古刹・宝蔵寺に隣接|北海老簡易郵便局 2022.07.06 レトロ郵便局舎 北海老簡易郵便局の概要北海老簡易郵便局は昭和39年7月1日にできた簡易郵便局で、福島県南相馬市鹿島区北海老松坂にあります。長屋門のある古民家に隣接する小規模な局舎です。サッシなどは新しいものに使われていますが、外壁や装飾などに郵便局設置時点の職人さんの遊び心が感じられます。北海老簡易
エモい旧郵便局舎として話題を集めた|旧鹿篭金山郵便局 2022.07.05 レトロ郵便局舎 旧鹿篭金山郵便局の概要鹿篭金山はかつて島津家を支えた三大金山の1つです。明治13年には当時全国の鉱山開発を手掛けていた五代友厚の所有となり、昭和まで採掘されました。この地に郵便受取所ができたのは明治37年12月のこと。翌年4月に郵便局に改定されました。旧鹿篭金山郵便局の詳細情報現
栃木県最古の現役郵便ポスト|湯西川温泉・本家伴久 2022.07.04 郵便ポストの話題 湯西川温泉・本家伴久とは栃木県日光市(旧栗山村)の本家伴久は湯西川温泉で最古であり、かずら橋で知られる老舗旅館です。そもそも湯西川温泉は、平重盛の六男平忠房が遠く落ち延びて湯西川温泉を永住の地に決めたと伝えられ、室町時代に伴忠光(平忠房の流れを継承)が湯西川温泉を再発見しました。この伴家が166
明治の古民家を利用して戦後復興期に開局|北大呑簡易郵便局 2022.07.03 レトロ郵便局舎 北大呑簡易郵便局の概要北大吞(きたおおのみ)と読みます。北大吞簡易郵便局は昭和28年2月1日に自治体の要請を受け、漁協受託の簡易郵便局として開局しました。かつての庄屋を務めた家ということもあり、自宅兼局舎はとても規模の大きなもので、明治初期(8年との話も)の建築となっています。もともとは客人用の
令和における現役のレトロ郵便局舎 2022.07.03 郵便局舎の鑑賞 現役のレトロ郵便局舎(2023/2/21現在)戦前から概ね昭和30年代初め頃までにできた木造郵便局舎のうち、簡易郵便局などの局舎として活用されている事例を紹介したいと思います。かつての三等郵便局、中には集配業務を行っていた規模の大きなものまでが、今もなお現役の簡易郵便局舎として、地方における通信
逓信省の設置と地方官制|明治18-19年 2022.07.01 日本郵便史の知識 逓信省の時代明治18年12月、西洋近代国家の制度に倣い太政官制度に代わって内閣制度が創設されました。逓信省も創設9省の1省となり、初代逓信大臣に榎本武揚が就任しました。逓信省は旧農商務省の駅逓局と管船局、旧工部省の電信局と燈台の四局の業務を一元的に所管することになりました。逓信管理局の設置
舞川郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2022.06.30 岩手県内の記録 舞川郵便局の郵便局舎の変遷舞川郵便局は昭和2年2月1日に舞川郵便取扱所として舞川村相川村相川字中里12-1に開局したのが最初です。初代局長は伊藤新右衛門氏が務めました。昭和4年2月11日に舞川郵便局に改定され、集配を開始しました。その後、平成18年10月2日に集配業務を停止し一関郵便局が引き継ぎ
富士屋ホテルの庭園内にある絶景|丸形ポスト 2022.06.29 郵便ポストの話題 富士屋ホテルの丸形ポスト箱根宮ノ下の富士屋ホテルは山口仙之助が明治11年に創業したリゾートホテルで、箱根宮ノ下のランドマーク的な存在となっています。新春の箱根駅伝などでも出てくるなど、かなりの知名度の高い宿泊施設であり、令和2年7月にリニューアル工事を終えたことからも改めて注目を集めています。
大分県の離島に明治・昭和の局舎が現存|旧姫島郵便局 2022.06.28 レトロ郵便局舎 旧姫島郵便局の概要大分県姫島村は大分県唯一の一島一村の村で、国東市伊東港から村営フェリーで20分ほどの場所です。大分市街からは離れていますが、大分空港から車で40分ほどでアクセスできるため、比較的に便利のよい離島となっています。産業はかつて塩田、牧畜(姫島牛)がさかんでしたが、現在はクルマエビ養
現役最古の丸形ポストを設置|豊川稲荷 2022.06.27 郵便ポストの話題 現役最古の郵便ポストは豊川稲荷寺務所前に設置現役郵便ポストの日本最古は、豊川稲荷寺務所前(愛知県豊川市豊川町1)にある明治45年(1912年)のタイプの郵便ポストです。 ポスト番号001024・担当局は豊川郵便局です。戦前に使用されていた金属製の郵便ポストはほとんどが回収されてしまいまし