丸型ポストの街に佇む明治の旧局舎|旧小平小川郵便局 2022.03.08 レトロ郵便局舎 旧小平小川郵便局(小平ふるさと村内)の概要小平小川郵便局は明治13年10月16日に小川郵便局として開局し、明治15年10月から小川村の旧名主小川弥次郎が局長を務めました。その後、明治26年7月に小平郵便局に改称しました。現存の局舎は新たに荒井伊左衛門が明治42(1909)年3月から局長を務めた時
大正時代の旧局舎が現存|旧武生郵便局(M工房) 2022.03.04 レトロ郵便局舎 旧武生郵便局(M工房)の概要福井県における郵便は明治5年7月に始まりました。足羽県では福井・金津・坂井港・大野・勝山の五か所、敦賀県では敦賀・疋田・今庄・武生・佐柿・小浜・熊川・安賀里・高浜の九か所に郵便取扱所が置かれることになります。いずれもかつて宿駅などがあった交通の要衝の地であり、とりわけ
記番印と二重丸印の全国配備|明治6-7年 2022.03.02 マルコフィリー 二重丸印の登場とその背景明治6年3月10日、郵便料金を全国均一にすることと、郵便事業を政府専掌とすることを定めた太政官布告(第九七号)が出され、翌4月1日から実施されました。わが国の郵便史上、もっとも重要な布告の一つです。この均一料金制導入に呼応して、三府五港の郵便役所に新型の日付印が配備されま
飛脚はどれくらいの費用だったか 2022.03.02 日本郵便史の知識 飛脚問屋の賃料巻島隆『江戸の飛脚』によると、慶応三年(1867)、大坂から江戸まで書状一通を運ぶ飛脚賃は、並便(15日ほど)で銀一匁、六日限の早便が銀三匁五分、三日半限の仕立便は金十一両でした。金1両=銀60匁=1万円で換算すると、並便150円、早便600円、仕立便11万円くらいに相当します。仕
オシャレなカフェとして文化財を活用|旧常陸北条郵便局 2022.03.02 レトロ郵便局舎 旧常陸北条郵便局の概要筑波郵便局は明治5年7月1日に設置された北条郵便取扱所を起源とします。現存する旧北条郵便局舎は昭和8年のもので、昭和37年10月1日に移転するまで使用されていました。このときの移転と同時に筑波郵便局と改称しています。もっとも、つくば市の中心的な郵便局は筑波学園郵便局であり、
和と洋を装うモダンな郵便局舎|旧下郡郵便局 2022.03.01 レトロ郵便局舎 旧下郡郵便局の概要下郡郵便局は明治13年5月に開設されました。良好な状態で現存する平屋建ての旧局舎は昭和9年にできたものです。昭和初期の三等郵便局・特定郵便局の雰囲気をよくとどめています。小規模な局舎ながら、昭和11年6月30日から通話・電報受付を開始し、昭和13年5月21日からは電報配達も行い
地域色豊かな不統一印|明治4-10年 2022.03.01 マルコフィリー 「不統一印」とは全国の郵便取扱所では、それぞれ地元の印判屋に作らせた「不統一印」で切手を抹消しました。郵便の全国展開と並行するかたちで、千種類を超える独自の消印が使われました。郵趣界には不統一印の使用状況・使用時期などをデータベース化した文献類が整備されているため、郵趣家は使用済切手の消印から、
集配局の官舎とともに保存・再生|旧明治郵便局 2022.02.28 レトロ郵便局舎 旧明治郵便局の概要愛知県碧海郡淵辺村が明治39年5月1日に成立したのち、「明るく治まる村にしたい意向」から明治村に改称しました。明治村には郵便局がなかったことから、神谷八郎氏が請願を行い、三等郵便局として明治郵便局ができました。明治村は昭和の大合併で昭和30年4月1日に安城市、碧海市、西尾市に分
装飾された〒マーク、装飾としての〒マーク 2022.02.27 郵便局舎の鑑賞 郵便マークを使った壁面装飾郵便マークは逓信省の最初の文字'テ'を図案化したもので、地図記号のように○で囲ったり、緑の葉の装飾を加えたり、紋様のようにさりげなく使用したりとさまざまな郵便マークがレトロ郵便局舎の壁面にみられます。地方の三等局の設計を担った職人さんの心意気を感じさせる趣向をこらした郵
「〒マーク」の棟飾り 2022.02.27 郵便局舎の鑑賞 郵便マークの棟飾屋根の棟にとりつけた装飾,あるいは装飾的要素をもつ棟形式を棟飾(むねかざり)といいます。棟飾は地域色もあり、なかには象徴的な意味合い・格式などを表現したりするものもあるようですが、ここでは特にカタカナの「テ」を図案化した郵便マークは全国各地のレトロ郵便局舎についていくつかの例を紹
旧山田郵便局電話分室|吉田鉄郎の出発点 2022.02.26 逓信省技師の肖像 旧山田郵便局電話分室の概要重要文化財の宇治山田郵便局舎はご存じの方も多いでしょう。現在は博物館明治村(愛知県犬山市)に移築されましたが、山田郵便局と同じ敷地内に山田郵便局電話分室が良好な状態で現存しています(西日本電信電話株式会社所有)。伊勢神宮外宮の北側にあたり、大正12年から昭和29年まで電
木造郵便局舎の優美な庇 2022.02.25 郵便局舎の鑑賞 レトロな郵便局の庇建築物において出入口、窓などの上に日差しや雨水を遮るために部分的に設けられた突出物が庇です。明治末期から大正時代の前半までの擬西洋風のレトロ郵便局舎には、優美に湾曲した庇をつくるのが流行しました。これは局地的なものではなく、全国各地にみられる特徴です。逆に昭和の郵便局舎にはほと