郵便局の「電話室」
レトロ郵便局に入ると、入口のほうに公衆電話のスペースが残されていることがあります。明治の終わり頃から、「通話券」と呼ばれる式紙に郵便切手を貼って郵便局で電話をしたのです。そのためのガラス張りのスペースが確保されています。すりガラスに「電話室」と白ペンキで記載されたものが一般的ですが、中には美しい装飾がほどこされたものもあります。
いかがだったでしょうか。ここでは比較的に良好な状態で「電話室」が残されたレトロ郵便局を紹介してみました。すでにドアが撤去された状態になっているもの、電話室自体がないものなど、保存状態はさまざまですが、レトロ郵便局を鑑賞する際に、どこに電話室があったのかと注意してみると思わぬ発見があるかもしれません。