バスケットボールスクールとして再利用|歴史ある旧上山郵便局の第二のキャリア

旧上山郵便局の概要

上山(かみのやま)郵便局と読みます。山形県上山市は、山形県村山地方の南東部に位置し、北側で県庁所在地の山形市と接しています。江戸時代には上山藩の城下町として栄え、羽州街道の宿場町であるとともに、温泉地としても知られていました。この城下町、宿場町、温泉街という三つの顔を持つ都市は、全国的にも珍しいとされています。この地域は、室町時代の斯波満長が虚空蔵山に高楯城を築いたことで発展が始まりました。その後、江戸時代初期には上山藩の藩主となった松平重忠が、川筋を変えるなどして城下町を整備し、現在の市街地の基盤を形成しました。市内には長禄2年(1458年)に温泉が発見されたという伝承があり、上山温泉は「奥羽三楽郷」の一つとして発展しました。

地形的には、西側に山岳地帯や丘陵地が広がり、東側や南側には平地が広がっています。須川や前川といった川が市内を流れ、自然環境が豊かです。かみのやま温泉駅を中心に市街地が広がり、交通の便も良く、山形新幹線が停車することで観光地としての魅力も高まっています。上山市のシンボルには、上山温泉の象徴である鶴をかたどった市章、アララギの市木、コサギの市鳥などがあります。これらのシンボルは、自然や文化と結びついた地域のアイデンティティを反映しています。

旧上山郵便局

旧上山郵便局の詳細情報

上山郵便局は、明治5年(1872年)7月1日に「上ノ山郵便取扱所」として設置されました。その後、明治6年(1873年)4月に四等郵便役所に、明治8年(1875年)1月1日に四等郵便局、明治14年(1881年)9月19日に三等郵便局へと改定されました。明治24年(1891年)3月21日には三等郵便電信局に改定され、通信インフラとしても重要な役割を果たしました。その後、明治36年(1903年)4月1日に三等郵便局、昭和16年(1941年)2月1日に特定郵便局に改定され、昭和20年(1945年)12月1日には普通郵便局へと昇格しました。昭和47年(1972年)4月1日に現在の「上山郵便局」に改称され、今日に至っています。

旧上山郵便局

旧上山郵便局のアクセス

所在地
〒999-3153
山形県上山市十日町

アクセス
徒歩:JR東日本・奥羽本線「かみのやま温泉駅」から6分
車:東北中央自動車道「かみのやま温泉IC」から9分

旧上山郵便局

上山郵便局の基本情報

現在の上山郵便局は山形新幹線の「かみのやま温泉駅」西口から徒歩2分のところにあります。

所在地
〒999-3199
山形県上山市八日町1-5

上山郵便局の沿革
明治05.07.01 設置 郵便取扱所 設置名称「上ノ山」
明治06.04.- 四等郵便役所に改定
明治08.01.01 四等郵便局に改定
明治14.09.19 三等郵便局に改定
明治24.03.21 三等郵便電信局に改定
明治36.04.01 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
昭和20.12.01 普通郵便局に改定
昭和47.04.01 現名称に改称

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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