古河中田の概要
中田郵便局は、かつて下総国(現在の茨城県古河市中田)の日光街道・中田宿に所在した郵便局です。中田宿は利根川を挟んで対岸の栗橋宿と対をなす宿場町で、房川の渡しによって結ばれていました。江戸時代には交通・物流の結節点として機能し、明治期には鉄道の開通により関東と東北を結ぶ中継地点としての役割も担いました。
しかし利根川の水害により、明治45年(1912)以降、集落は三次にわたって移転され、かつての中田宿の大部分は利根川の河川敷となりました。
古河中田郵便局の詳細情報
明治5年(1872)7月に中田郵便取扱所が設置され、明治8年(1875)1月1日に郵便局へ改定されました。宿場町の郵便局として機能していましたが、郵便物の量は多くなく、初期の郵便史料は現存例が少ないことで知られています。
明治34年(1901)2月1日、郵便局は利根川対岸へ移転して五霞郵便局となりましたが、同日、中田宿側には郵便受取所が新たに設置されました。これが現在の古河中田郵便局の起源です。その後、三等無集局、特定無集局を経て、昭和62年(1987)に現名称へ改称しました。
また、中田宿の旧家である酒井家は郵便局長を務めた時期があり、現在は旧日光街道沿いで古民家カフェ「サカカンカフェ」を営んでいます。店内には明治期の郵便区分棚などの資料が残されています。



「サカカン」へのアクセス
所在地
〒306-0053
茨城県古河市中田2161-7
アクセス
JR東日本・東北本線「栗橋駅」から車で5分


古河中田郵便局の基本情報
日光街道沿いにあり、移転後の中田宿のシンボルだった松並木を掲示しています。
所在地
〒306-0053
茨木県古河市中田1173-5
古河中田郵便局の沿革
明治34.02.01 設置 郵便受取所 設置名称「中田」
明治38.04.01 三等無集局に改定
昭和16.02.01 特定無集局に改定
昭和62.04.01 現名称に改称
書留引受局記号:246ア
為替番号:06102
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。