雲南市三刀屋町に所在する旧鍋山郵便局

旧鍋山郵便局の概要

鍋山地区は、島根県東部に位置する雲南市三刀屋町の一部で、山林に囲まれた自然豊かな静かな町です。地区のウェブサイト(令和7年1月閲覧)によると、地域の人口は1,691人(445世帯)で、小規模ながらも自然と文化の調和が感じられる場所です。

この地区には、奈良時代(天平年間)に聖武天皇の勅願所として行基が開いた天台宗の古刹「禅定寺」があります。禅定寺は出雲観音霊場十番札所としても知られ、歴史的価値の高い寺院です。禅定寺には国の重要文化財に指定されている木造聖観音立像が安置されています。この観音像は、高さ225cmのカヤの一木造りで、貞観仏の様式を備えた藤原時代の作です。別名「身代わり観音」とも呼ばれ、秘仏として特別な事情がない限り拝観はできません。

旧鍋山郵便局舎は国道54号線で三刀屋から掛合に向かう途中に所在します。理髪店の一部として再利用されているようです。

旧鍋山郵便局

旧鍋山郵便局の詳細情報

鍋山郵便局は、島根県雲南市三刀屋町乙加宮に位置する郵便局です。大正5年(1916年)12月26日に三等無集局として設置されました。その後、大正11年(1922年)4月1日に集配業務を開始し、地域の通信インフラの拡充に貢献しました。昭和16年(1941年)2月1日には特定郵便局に改定されました。平成18年(2006年)10月16日には集配業務が廃止され、その業務は三刀屋郵便局に引き継がれています。

旧鍋山郵便局

旧鍋山郵便局のアクセス

所在地
〒690-2634
島根県雲南市三刀屋町乙加宮

アクセス
車:松江自動車道「三刀屋木次IC」より11分

旧鍋山郵便局

鍋山郵便局の基本情報

現在の鍋山郵便局は県道51号線(出雲奥出雲線)沿いにあります。

所在地
〒690-2634
島根県雲南市三刀屋町乙加宮2436-11

鍋山郵便局の沿革
大正05.12.26 設置 三等無集局
大正11.04.01 集配開始
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
平成18.10.16 集配廃止  引継:三刀屋

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

関連記事

アーカイブ

2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
TOP