旧七谷郵便局の概要
鶴巻家は当地域の豪農として知られ酒造業などを営んでいました。明治22年から切手や印紙の販売の許可を得て、大正15年に郵便取扱所が設置、旧七谷郵便局舎自体は昭和56年まで郵便局として利用されていました。現在の建物はその当時のもので、木造2階建です。施工にあたったのは加茂出身の佐藤定一(棟梁)、設計は県庁の県庁技師が担当しています。旧七谷郵便局舎は洋風金融建築の遺構で昭和初期の郵便局舎がそのままの姿で残っている極めて貴重なことから平成13年に加茂市指定文化財に指定されています。
旧七谷郵便局の詳細情報
豪農・酒造りで知られる鶴巻家住宅の敷地内にあります。2019年夏頃までカフェとして利用されていたこともあってか、とても良い保存状態です。郵便マークが随所にほどこされ、色・形ともに独特なので一見の価値があります。庭の緑の中にポツンと立つ赤い丸ポストがワンポイントになっていて、とても印象的です。
旧七谷郵便局(MACHITOKI)のアクセス
所在地
〒959-1336
新潟県加茂市黒水856
アクセス
JR信越本線:加茂駅(東口)~6.2km
加茂市民バス:「加茂駅」〜七谷方面(上高柳)「黒水」下車 徒歩1分
七谷郵便局の基本情報
現在の七谷郵便局も近くにあります。
所在地
〒959-1336
新潟県加茂市黒水856-7
七谷郵便局の沿革
大正15.12.16 設置 郵便取扱所
昭和10.02.11 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
平成04.10.12 集配廃止 引継:加茂
書留引受局記号:8472A
為替番号:12323
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。