中山道と北国脇往還(善光寺街道)の交差点に位置する旧洗馬郵便局

旧洗馬郵便局の概要

洗馬(せば)郵便局のある洗馬は中山道と北国脇往還(善光寺街道)の交差点に位置する宿場町として知られます。洗馬宿とは、馬の足を洗うと元気を取り戻すという言い伝えにちなんで名付けられたとされます。洗馬宿の特徴的な場所として、中山道と善光寺街道が分かれる「別去れ」があります。道標には「右中山道 左北国脇往還 善光寺街道」と書かれており、ここから中山道を進めば桔梗ケ原を経由して塩尻宿へ向かいますし、善光寺街道を進むと郷原宿へと向かいます。細川幽斎にまつわる伝説の肱懸松跡や、中山道と善光寺街道の分岐点にある分去れ道標、常夜灯、木曽義仲伝説の邂逅の清水、言成地蔵尊などがあります。

旧洗馬郵便局

旧洗馬郵便局の詳細情報

洗馬郵便局は明治6年(1873年)10月1日に、郵便取扱所として「本山」の名称で設置されました。その後、明治8年(1875年)1月1日には五等郵便局となり、同時に「宗賀ノ内本山」と改称されました。さらに、明治19年(1886年)4月26日には三等郵便局に改定され、「宗賀村本山」と改称されました。明治19年(1886年)6月1日、「宗賀村本山」から「宗賀村洗馬」へと移転改称されました。さらに、明治20年(1887年)1月1日には、移転とともに「宗賀村洗馬」と改称されました(告示は「本山」より移転改称)。明治21年(1888年)12月12日には現在の名称である「洗馬郵便局」と改称され、その後、明治36年(1903年)1月26日には三等郵便電信局に格上げされました。そして、同年4月1日には再び三等郵便局になりました。昭和16年(1941年)2月1日には、特定郵便局となっています。

旧洗馬郵便局

旧洗馬郵便局のアクセス

所在地
〒399-6461
長野県塩尻市宗賀

アクセス
徒歩:JR東海・中央本線「洗馬駅」から4分
車:長野自動車道「塩尻IC」から11分

旧洗馬郵便局

洗馬郵便局の基本情報

かつての旧街道沿いに旧郵便局舎が今も残ります。

所在地
〒399-6499
長野県塩尻市宗賀1917-1

洗馬郵便局の沿革
明治06.10.01 設置 郵便取扱所 設置名称「本山」
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治08.-.-「宗賀ノ内本山」と改称
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治19.06.01「宗賀村本山」と改称
明治20.01.01「宗賀村洗馬」と移転改称(告示は、「本山」から移転改称)
明治21.12.12 現名称に改称
明治36.01.26 三等郵便電信局に改定
明治36.04.01 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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