旧志戸崎簡易郵便局の概要
令和4年(2022)2月1日から一時閉鎖中の志戸崎簡易郵便局(しとさきかんいゆうびんきょく)は、もともと明治後半にできた日本酒の醸造施設だった場所を利用して簡易郵便局として開業した局です。令和に入ってゲストハウス・ビール醸造所を営む「江口屋」として再生されました。江口屋の名称は、寛政年間(1790年頃)に農業と酒造業を開始した菅澤家の屋号を引き継いだものであり、かつては「源勲正宗」、「澤の不二」といった商標で日本酒を製造・販売していました。当時は江口屋の裏庭の井戸水が使われ、新潟から杜氏を招いて酒造りが行われていました。戦後、酒造業を終了した後は酒店として営業が継続され、その後簡易郵便局として利用されました。令和2年(2020)に建物は宿泊施設として改装され、「江口屋」として運営されています。

旧志戸崎簡易郵便局の詳細情報
志戸崎簡易郵便局は、茨城県かすみがうら市坂に位置する郵便局です。この郵便局は昭和38年(1963)11月1日に簡易郵便局として設置されました。令和4年(2022)2月1日に一時閉鎖されています。写真は江口屋として改装中の様子です。

旧志戸崎簡易郵便局(ゲストハウス 古民家 江口屋)のアクセス
所在地
〒300-0214
茨城県かすみがうら市坂895番地1
アクセス
車:JR東日本・常磐線「神立駅」より約20分
車:常磐線自動車道「土浦北IC」「千代田石岡IC」より約30分

左が新しい志戸崎簡易郵便局舎(一時閉鎖中)。右が江口屋。
旧志戸崎簡易郵便局の基本情報
所在地
〒300-0214
茨城県かすみがうら市坂895-5
志戸崎簡易郵便局の沿革
昭和38.11.01 設置 簡易局
令和04.02.01 一時閉鎖
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。