令和における現役のレトロ郵便局舎 2022.07.03 郵便局舎の鑑賞 現役のレトロ郵便局舎(2023/2/21現在)戦前から概ね昭和30年代初め頃までにできた木造郵便局舎のうち、簡易郵便局などの局舎として活用されている事例を紹介したいと思います。かつての三等郵便局、中には集配業務を行っていた規模の大きなものまでが、今もなお現役の簡易郵便局舎として、地方における通信
装飾された〒マーク、装飾としての〒マーク 2022.02.27 郵便局舎の鑑賞 郵便マークを使った壁面装飾郵便マークは逓信省の最初の文字'テ'を図案化したもので、地図記号のように○で囲ったり、緑の葉の装飾を加えたり、紋様のようにさりげなく使用したりとさまざまな郵便マークがレトロ郵便局舎の壁面にみられます。地方の三等局の設計を担った職人さんの心意気を感じさせる趣向をこらした郵
「〒マーク」の棟飾り 2022.02.27 郵便局舎の鑑賞 郵便マークの棟飾屋根の棟にとりつけた装飾,あるいは装飾的要素をもつ棟形式を棟飾(むねかざり)といいます。棟飾は地域色もあり、なかには象徴的な意味合い・格式などを表現したりするものもあるようですが、ここでは特にカタカナの「テ」を図案化した郵便マークは全国各地のレトロ郵便局舎についていくつかの例を紹
木造郵便局舎の優美な庇 2022.02.25 郵便局舎の鑑賞 レトロな郵便局の庇建築物において出入口、窓などの上に日差しや雨水を遮るために部分的に設けられた突出物が庇です。明治末期から大正時代の前半までの擬西洋風のレトロ郵便局舎には、優美に湾曲した庇をつくるのが流行しました。これは局地的なものではなく、全国各地にみられる特徴です。逆に昭和の郵便局舎にはほと