富山県南砺市(旧福野町)の旧授眼蔵図書館|吉田鉄郎の建築 2024.08.16 逓信省技師の肖像 旧授眼蔵図書館の概要旧授眼蔵図書館は、福野出身の建築家である吉田鉄郎(旧姓 五島)が東京大学建築学科在学中に設計し、1919年(大正8年)に建てられた鉄筋コンクリート造り平屋建ての建物です。当初は西方寺の私設図書館として開館し、後に福野町立図書館として利用されましたが、現在は福野文化創造センター
吉田鉄郎を輩出した五島家の旧福野郵便局 2024.05.30 レトロ郵便局舎 旧福野郵便局の概要東京中央・大阪中央郵便局を設計した建築家吉田鉄郎は有名ですが、学生時代は五島鉄郎を名乗り、富山県礪波郡福野町(現在の南砺市の一部)にある生家が薬種商と三等郵便局だったことはあまり知られていません。福野は庄川と小矢部川に挟まれた砺波平野の中心部に位置します。五島家は鷹栖屋
富山・福野の山田家住宅洋館(南砺市)|吉田鉄郎の建築 2024.03.03 逓信省技師の肖像 吉田鉄郎は逓信建築、そして日本のモダニズム建築を牽引した建築家として、公共建築のみならず住宅設計においても顕著な功績を残しました。彼の建築キャリアを象徴する作品の1つが、南砺市福野に位置する山田家住宅洋館です。この建物は、昭和4年(1929年)に建築され、昭和13年(1938年)から翌年にかけて改修
別府市公会堂(別府市中央公民館・別府市市民会館)|吉田鉄郎の建築 2024.03.01 逓信省技師の肖像 別府市公会堂の概要別府市公会堂は、大分県別府市に位置する歴史的な建物であり、現存する鉄筋コンクリート造の建物としては県内最古のものです。現在は別府市中央公民館及び別府市市民会館が入居しており、別府市指定有形文化財にも指定されています。この公会堂の設計は吉田鉄郎によるもので、彼のモダニズム建築の傑
丸の内における東京中央郵便局局舎の変遷|吉田鉄郎(関連) 2022.07.07 逓信省技師の肖像 短命に終わった丸の内における初代局舎大正6(1917)年完成の東京中央郵便局が丸の内における最初の東京中央郵便局です。当時の住所は麹町区八重洲町二丁目、敷地総面積3,563坪(11,779㎡)、建坪855坪(2,836㎡)、木造一部二階建て、外部両煉瓦化粧の瀟洒な建物でした。この局舎は、