荻窪駅南口のほど近くにある「逓信建築」―旧荻窪郵便局電話用事務室|山田 守 2025.02.14 レトロ郵便局舎 旧荻窪郵便局電話用事務室の概要荻窪郵便局電話用事務室は、昭和7年(1932)に竣工した建物で、著名な建築家・山田守によって設計されました。この建物は、荻窪駅南口を出て徒歩数分のところに位置しています。現在でもその建物は存在し、かつては「NTT東日本荻窪ビル」として使用されていました。この
松本市内中心部に残る逓信建築|NTT東日本松本大名町ビル (旧松本郵便局電話事務室) 2024.04.26 逓信省技師の肖像 旧松本郵便局電話事務室の概要NTT東日本松本大名町ビル(旧松本郵便局電話事務室)は、昭和5年(1930)に長野県松本市大手3丁目で竣工しました。この建物は逓信省経理局営繕課の設計監督のもと、地元の建築業者である小林榮重によって建設されました。当初、「松本郵便局電話分室」として使用されていたこの建
「郵政省設置法」と戦後日本の現業機関(郵便局)の地位と位置づけ 2024.04.20 日本郵便史の知識 昭和24年(1949)の郵政省設立と現業機関の位置づけ戦後復興が進む中、昭和24年(1949)6月、「郵政省設置法」に基づき逓信省が郵政省と電気通信省に分離されました。こうして誕生した郵政省は、旧逓信省の郵政事業部門を引き継ぎ、ほぼ同じ組織構造を維持しながら、効率的な郵便事業の運営と国民へのサー
三等郵便局の通話施設 2022.05.26 郵便局舎の鑑賞 郵便局の「電話室」レトロ郵便局に入ると、入口のほうに公衆電話のスペースが残されていることがあります。明治の終わり頃から、「通話券」と呼ばれる式紙に郵便切手を貼って郵便局で電話をしたのです。そのためのガラス張りのスペースが確保されています。すりガラスに「電話室」と白ペンキで記載されたものが一般的で