旧山田郵便局電話分室|吉田鉄郎の出発点 2022.02.26 逓信省技師の肖像 旧山田郵便局電話分室の概要重要文化財の宇治山田郵便局舎はご存じの方も多いでしょう。現在は博物館明治村(愛知県犬山市)に移築されましたが、山田郵便局と同じ敷地内に山田郵便局電話分室が良好な状態で現存しています(西日本電信電話株式会社所有)。伊勢神宮外宮の北側にあたり、大正12年から昭和29年まで電
中山道の通信を支えた文化財局舎|旧本庄仲町郵便局 2022.02.21 レトロ郵便局舎 旧本庄仲町郵便局(旧本庄郵便局)の概要埼玉県北部の本庄宿は中山道六十九次の中で、武蔵国最後の宿場町であり、規模としても最大の宿場町でした。そんな交通の要所に本庄郵便取扱所ができたのは明治5年7月のことでした。国指定の登録有形文化財となっている局舎は昭和9年の旧本庄郵便局舎です。本庄郵便局は昭和3
群馬県の郵便創業を今に伝える|旧中山郵便局 2022.02.05 レトロ郵便局舎 旧中山郵便局の概要三国街道は中山道の高崎(群馬県高崎市)から分かれ、北陸街道の寺泊(新潟県長岡市寺泊地域)へ至る街道で、江戸と越後を結ぶ最短ルートとして重要でした。明治5年に三国街道に新式郵便が行われるとき、高崎から数えて7つ目の中山宿における郵便取扱人(郵便局長)として平形作太郎が推挙され、明
甲州街道沿いに現存|旧勝沼郵便電信局 2022.01.17 レトロ郵便局舎 旧勝沼郵便電信局の概要山梨県甲州市にある旧田中銀行博物館は、明治31年頃に勝沼郵便電信局として建てられたことで知られています。甲州街道の宿場町であった勝沼に郵便取扱所ができたのは明治5年7月で、郵便創業の翌年のことでした。電信業務の取扱いに伴い、勝沼郵便電信局(三等郵電局)に改定されたのが明治2
現役局舎最古の1つ|知多岡田簡易郵便局 2022.01.01 レトロ郵便局舎 知多岡田簡易郵便局の概要知多・岡田簡易郵便局を語るために、伊井又兵衛が横須賀郵便局の出先として岡田郵便受取所を明治32年に開設したところまでさかのぼらなければなりません。2年後には郵便局に昇格し、翌明治35年に現在の位置に移転しました。この時にできた岡田郵便局局舎(現在の知多郵便局)は昭和41年