旧川口郵便局の概要
徳島の川口郵便局は長い間、集配特定局でした。明治8年1月2日開局の国政郵便局が始まりで、明治19年2月1日に川口郵便局に改称しています。現地資料によると、国の登録有形文化財としての川口郵便局(旧川口郵便局局舎及び主屋)は明治38年の局舎であり、昭和54年に改修を行いました。『局所原簿』によると、明治37年3月25日に移転があり、さらに昭和54年9月25日に現在の位置に移転したと説明されています。
旧川口郵便局の詳細情報
旧川口郵便局のある徳島県三好市山城町は香川県・高知県・愛媛県との県境にも比較的近い位置にあり、吉野川にそって走る国道32号沿いにある山間の集落となっています。JR土讃線の阿波川口駅の徒歩圏内にあります。白にエメラルドグリーンのペンキ塗が美しく、装飾も趣向が凝らされています。
本サイトでレトロ郵便局と呼んでいるものの多くが大正3年から昭和16年にかけてのものであり、明治時代終わりの局舎の数はかなり絞られてきます。その意味ではとても貴重な存在といえます。
旧川口郵便局のアクセス
所在地
〒779-5304
徳島県三好市山城町大川持584-1
アクセス
JR土讃線「阿波川口駅」から徒歩3分
川口郵便局の基本情報
阿波川口は吉野川と支流の銅山川が合流する地点にあり、川口郵便局の旧局舎は吉野川沿いの場所にあるのに対して、現在の局舎は銅山川沿いに位置しています。距離にして200m強であり、徒歩3分程度離れています。
所在地
〒779-5399
徳島県三好市山城町大川持527-4
川口郵便局の沿革
明治08.01.02 設置 五等郵便局 設置名称「国政」
明治19.02.01 現名称に改称
明治19.04.26 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。