旧宇陀松山簡易郵便局の概要
現在の宇陀松山簡易郵便局の局名は宇陀松山重要伝統的建造物群保存地区によります。松山は奈良県宇陀市大宇陀地域にある広域地名で、旧宇陀郡松山町にあたります。江戸時代には宇陀松山藩の陣屋町として栄え、現在では国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。もともと松山地区は、戦国時代に国人領主秋山氏によって築かれた秋山城の城下町を起源とし、豊臣秀長配下の大名により現在の町並みの原型が形成されました。関ヶ原の戦い以降は江戸幕府の天領となり、商業地として発展しました。
明治以降も地域の中心地として宇陀郡役所や裁判所が置かれ、昭和40年代まで賑わいを見せていました。現在の中心街には、江戸時代から明治時代にかけての商家が多く残っており、歴史的景観が保存されています。
旧宇陀松山簡易郵便局の詳細情報
宇陀松山簡易郵便局は、奈良県宇陀市大宇陀上に位置する簡易郵便局です。この郵便局はもともと昭和39年(1964年)2月1日に「白鳥居簡易郵便局」として設置されました。その後、昭和45年(1970年)11月1日に「上中簡易郵便局」と名称を変更し、移転しました。平成28年(2016年)12月26日には現在の「宇陀松山簡易郵便局」に移転改称され、今日に至っています。
旧宇陀松山簡易郵便局のアクセス
所在地
〒633-2174
奈良県宇陀市大宇陀上
アクセス
徒歩:近畿日本鉄道「榛原駅」から奈良交通バス大宇陀行きに乗車、「西山」または「大宇陀高校」下車、約8分
宇陀松山簡易郵便局の基本情報
宇陀松山簡易郵便局は国道166号に平行して走る旧道沿いに位置しており、県立宇陀高校の近くです。新しい局舎ながら宇陀松山重要伝統的建造物群保存地区の景観に配慮したものとなっています。
所在地
〒633-2174
奈良県宇陀市大宇陀上2010
宇陀松山簡易郵便局の沿革
昭和39.02.01 設置 簡易局 設置名称「白鳥居」
昭和45.11.01「上中」と移転改称
平成28.12.26 現名称に移転改称
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。