旧余田簡易郵便局の概要
余田(よた)と読みます。余田簡易郵便局がある余田地区は柳井市の西南隅に位置し、その地形は南北に細長い特徴を持っています。余田地区の範囲は東西で最も広いところで約2キロメートル、南北には約7キロメートルに及びます。この地域は山岳と河川に恵まれ、北部には大平山(標高314メートル)があり、その南側の平地には鉄道線路が走っています。この平地には耕地が広がり、地域の農業に役立っています。また、土穂石川の支流である堀川がこの平地を南西から北東へと流れています。
余田地区の南方には赤子山(標高230メートル)がそびえ、この山は平生町との境界を形成しています。さらに、灸川が北から南へ流れており、鉄道線路付近以南では田布施町との境界に沿って流れています。
旧余田簡易郵便局の詳細情報
余田簡易郵便局は、昭和24年(1949年)12月1日に設立されました。当時の余田村役場内に開局し、当初は自治体が受託する簡易郵便局として始まったかたちです。
役場の内部に郵便局が開設された経緯ははっきりとは分かりませんが、利便性の向上と役場の出納業務のため設置されたものと考えられます。平成29年9月4日に余田簡易郵便局は余田小学校及び公民館と同じ建物内に併設されました。これも全国的に珍しい例といえるでしょう。
前の所在地にあたる旧柳井市余田出張所の敷地内には租税完納塔が立っていて、この地区の人は凶作の時期にも年貢を完納したことを称えた内容でした。堂々とした構えの旧余田出張所ですが、移転してからは特にメンテナンスがなされていない様子でした。(令和3年5月撮影)
旧余田簡易郵便局のアクセス
所在地
〒742-0034
山口県柳井市余田1417
アクセス
西日本旅客鉄道・山陽本線「田布施駅」から車で6分
余田簡易郵便局の基本情報
余田簡易郵便局の基本情報や沿革は次のとおりです。
所在地
〒742-0034
山口県柳井市余田1419
余田簡易郵便局の沿革
昭和24.12.01 設置 簡易局
平成29.9.4 移転
書留引受局記号:621カ
為替番号:55702
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。