旧授眼蔵図書館の概要
旧授眼蔵図書館は、福野出身の建築家である吉田鉄郎(旧姓 五島)が東京大学建築学科在学中に設計し、1919年(大正8年)に建てられた鉄筋コンクリート造り平屋建ての建物です。当初は西方寺の私設図書館として開館し、後に福野町立図書館として利用されましたが、現在は福野文化創造センター「ヘリオス」に移転し、図書館としては使われていません。かつて図書館として利用されていた時は、建物の左側に玄関、中央に閲覧室、右側に蔵書室がありました。
建物の特徴として、頂部が平らな直線状のアーチ窓が多数繰り返されている点が挙げられます。このデザインは「花頭窓」とは異なり、吉田が北ドイツ建築や当時の表現主義建築の影響を受けたものと推測されます。
旧授眼蔵図書館の詳細情報
吉田鉄郎の初期建築です。吉田鉄郎の実家にあたる旧福野郵便局跡地にほど近い西方寺内にあります。タイミングにもよりますが、外観の見学が可能です。運が良ければ、お寺の猫ちゃんが出迎えてくれるかもしれません。
旧授眼蔵図書館のアクセス
アクセス
徒歩:JR西日本・城端線「福野駅」から4分
車:東海北陸自動車道「南砺スマートIC」から5分
旧授眼蔵図書館の基本情報
所在地
〒939-1561
富山県南砺市福野1543