平戸島の隠れキリシタンの里にある獅子簡易郵便局(旧獅子郵便局)

獅子簡易郵便局の概要

郵便局名にもなっている獅子村(ししむら)は、長崎県北部の平戸島に位置し、北松浦郡に属していました。中世末期からキリスト教の布教が行われ、禁教令が出された後も信者たちは信仰を続け、激しい弾圧を受けた場所であり、村内には隠れキリシタンと呼ばれる信者が居住する集落があります。地理的には平戸島の中北部を村域としており、安満岳、鯛ノ鼻、鴛ノ岳などの山々が含まれています。また、鹿島川が流れ、ガランダ池や飯良池といった溜池もあります。

獅子簡易郵便局

獅子簡易郵便局の詳細情報

獅子郵便局は大正10年(1921年)11月11日に設置され、三等無集局としての運営を開始しました。その後、昭和16年(1941年)2月1日に特定無集局に改定されました。昭和25年(1950年)5月1日には集配業務を開始し、地域の郵便サービスの中心となりました。しかし、昭和58年(1983年)9月19日に集配業務は廃止され、その業務は紐差郵便局に引き継がれることとなりました。そして、平成5年(1993年)3月28日に獅子郵便局自体が廃止されました。それに伴い平成5年(1993年)3月28日に獅子簡易郵便局が設置され、簡易郵便局としての運営が開始されました。しかし、平成12年(2000年)4月12日に一時閉鎖となりましたが、平成12年(2000年)8月1日に獅子簡易郵便局は再開し、現在も地域の郵便サービスを提供しています。

獅子簡易郵便局

旧獅子郵便局

獅子郵便局の先代局舎もはす向かいに現存しています。

旧獅子郵便局のアクセス

所在地
旧郵便局舎は現局の道路向かい

アクセス
平戸市ふれあいバス「獅子バス停」から徒歩2分
松浦鉄道西九州線「たびら平戸口駅」から23km
獅子簡易郵便局

本土と平戸を結ぶ平戸大橋

本土と平戸を結ぶ平戸大橋

獅子簡易郵便局の基本情報

平戸島のなだらかな斜面にある郵便局でかつての集配機能を持つ木造局舎がそのまま簡易郵便局舎として使用されています。とてものどかな雰囲気で、ピンク色に塗られた局舎、そして局舎の中を彩る植物がとても印象的でした。

所在地
〒859-5371
長崎県平戸市獅子町1755-1

獅子郵便局の沿革
大正10.11.11 設置 三等無集局
昭和16.02.01 特定無集局に改定
昭和25.05.01 集配開始
昭和58.09.19 集配廃止  引継:紐差
平成05.03.28 廃止  引継:紐差

獅子簡易郵便局の沿革
平成05.03.28 設置 簡易局
平成12.04.12 一時閉鎖  引継:紐差
平成12.08.01 再開

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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