戦後復興期にできた木造現存局舎|旧村雲郵便局 2025.11.11 旧村雲郵便局の概要村雲村(むらくもむら)は、兵庫県多紀郡にかつて存在した村で、現在の丹波篠山市北東部にあたります。村は国道173号沿線に位置し、周囲には畑山や小金ヶ嶽などの山々がそびえ、篠山川や籾井川が流れる自然豊かな地域です。村雲村は、明治22年(1889年)の町村制施行により、周辺の複数の村
浜田市旭町の和田地区に今も佇む旧旭和田郵便局(解体済) 2025.11.04 旧旭和田郵便局の概要和田地区は、島根県浜田市旭町の広島県境に位置し、和田、重富、本郷、戸川の4地区からなる山村地域です。古くは浜田藩の参勤交代道であった浜田広島街道が通り、現在も県道や浜田自動車道が山陰と山陽を結ぶ交通の要所となっています。農業が主産業で、稲作や椎茸、桃の栽培が盛んです。特に桃(
目の前に美しい仙崎港を望む旧沢江郵便局 2025.10.28 旧沢江郵便局の概要沢江は、三隅町が長門市と合併する前の町境に位置する小さな集落(字)で、目の前には美しい仙崎港を望む場所にあります。三方を山々に囲まれた三隅町は、かつて北国往還、九州往還、山口往還の三つの街道が交わる地だったことから、「三隅」という地名の由来になったとも言われています。幕末の長州
孝霊天皇が「上の岩を見よ」と命じた故事に由来する上石見と旧上石見郵便局 2025.10.21 旧上石見郵便局の概要郵便局名にもなっている上石見(かみいわみ)は、鳥取県日南町の大字で、石見川流域に広がる盆地に位置しています。地名は、孝霊天皇が「上の岩を見よ」と命じた故事に由来すると伝えられています。明治22年(1889年)の町村制施行時に石見村の一部として誕生し、昭和34年(1959年)か
「〒マーク」の瓦が今も残る長野県南佐久郡の旧海瀬郵便局 2025.10.14 旧海瀬郵便局の概要海瀬(かいぜ)郵便局の局名にもなっている海瀬村(かいせむら)は、かつて長野県南佐久郡に存在した村で、現在の佐久穂町大字海瀬および余地にあたる地域に位置していました。千曲川や余地川、抜井川などの河川が流れ、板石山などの山々に囲まれた自然豊かな土地でした。明治22年(1889年)4
褐色のタイル張りが映える旧尼崎大島郵便局 2025.10.07 旧尼崎大島郵便局の概要尼崎大島郵便局は昭和17年(1942)の開設時点から尼崎大島郵便局のまま、特に変更はありません。大島とはかつての荘園の大島荘(おおしまのしょう)によります。近くには地域の住民の氏神として信仰されている大島神社があります。旧尼崎大島郵便局の詳細情報尼崎大島郵便
奥州街道の名残を今も残す旧宮野郵便局 2025.09.30 旧宮野郵便局の概要かつて奥州街道の宮野宿(現・築館下宮野)があった場所であり、東北における郵便創業と同日の明治5年7月1日に宮野郵便取扱所が設置されました。現在の宮野郵便局の近くには、皇大神社があり、蝦夷地支配のために大和朝廷の皇子(神話時代の天皇である安寧天皇の子)がのりこんできてこの地に住み
阿下喜郵便取扱所まで遡れる北勢郵便局の歴史と現存局舎 2025.09.23 旧北勢郵便局の概要いなべ市北勢町阿下喜(あげき)の北勢郵便局ですが、設置名称は阿下喜郵便取扱所でした。阿下喜とは地元の木材が伊勢神宮に奉納されていたことに由来し、「上げ木」という意味があります。局名にもなっている北勢町(ほくせいちょう)は、かつて三重県員弁郡に存在した町で、その名称は「伊勢国北部
小豆島西端に位置する四海郵便局の旧局舎 2025.09.16 旧四海郵便局の概要郵便局名にもなっている四海村(しかいそん)は、香川県小豆郡にかつて存在した村です。この村は、明治23年(1890年)2月15日に町村制施行に伴い、小江村、長濱村、瀧宮村、伊喜末村が合併して成立しました。四海村は小豆島北西部に位置し、瀬戸内海に面した自然豊かな地域でした。
西日本における郵便創業以来の長い歴史と伝統を持つ旧播磨山崎郵便局 2025.09.09 旧播磨山崎郵便局の概要播磨山崎郵便局の所在する地域にかつて存在した宍粟郡(しそうぐん)山崎町(やまさきちょう)は、兵庫県中西部に位置します。2005年(平成17年)4月1日に一宮町、千種町、波賀町と合併して宍粟市が発足したことにより、地方自治体としての山崎町は廃止されました。山崎町だった地域は古
(旧)山口県美祢郡西厚保村に所在する旧厚保郵便局 2025.09.02 旧厚保郵便局の概要厚保(あつ)は山口県の難読地名の1つでしょう。厚保郵便局は美祢市西厚保町本郷に位置しており、かつての美祢郡(みねぐん)西厚保村(にしあつそん)内にありました。自治体の変遷から概説しますと、美祢市(みねし)は山口県中央部に位置する市で、現在は2008年(平成20年)に発足した第2
ゲストハウス・ビール醸造所として再生された志戸崎簡易郵便局 2025.08.26 旧志戸崎簡易郵便局の概要令和4年(2022)2月1日から一時閉鎖中の志戸崎簡易郵便局(しとさきかんいゆうびんきょく)は、もともと明治後半にできた日本酒の醸造施設だった場所を利用して簡易郵便局として開業した局です。令和に入ってゲストハウス・ビール醸造所を営む「江口屋」として再生されました。江口屋の