明治時代からの歴史を持つ愛媛の離島局|旧上浦郵便局 2024.10.15 旧上浦郵便局の概要上浦(かみうら)郵便局の局名にもなっている上浦町は、かつて愛媛県の東予地方、越智郡に位置していた町です。この町は芸予諸島の大三島の東部にあり、藩政期には島の東側にある井口地区に年貢を納める「上の倉」(上倉)が設置されていました。これが「上浦」という地名の由来となりました。近世に
奥州街道と羽前街道の分岐点にあたる宮宿と旧宮郵便局 2024.10.11 旧宮郵便局の概要宮郵便局のある地域は、奥州街道と羽前街道の分岐点であたり、伊達家が参勤交代が仙台を出立して最初の宿場町として栄えました。いつ成立したのかは不明ですが、刈田嶺神社が所在することから、この地域は古くから「宮」と呼ばれていました。江戸中期には78軒の町屋が並んでおり、近代以降は商家が多
大仙市の中心部の北東に位置する旧四ッ屋郵便局 2024.10.11 旧四ッ屋郵便局の概要四ツ屋郵便局の局名は、かつて仙北郡に属していた四ツ屋村に由来します。四ツ屋村は、1889年(明治22年)4月1日に町村制が施行され、四ツ屋村、新谷地村、高関上郷村、松倉村の区域をもって発足しました。1954年(昭和29年)5月3日に大曲町、花館村、内小友村、大川西根村、藤木村
「景虎」で知られる諸橋酒造社屋の一部となった旧荷頃郵便局 2024.10.08 旧荷頃郵便局の概要荷頃郵便局 (にごろゆうびんきょく)と読みます。荷頃村は、新潟県古志郡にかつて存在した村で、現在の長岡市に位置しています。この村は、明治22年(1889)に町村制の施行により、北荷頃村、本津川村、比礼村、大野村が合併して誕生しました。その後、明治34年(1901)には一之貝村と
御許山(馬城峰)の西方、藻寄川上流に広がる山間地域にある旧西馬城郵便局 2024.10.04 旧西馬城郵便局の概要西馬城(にしまき)郵便局と読みます。大分県宇佐市に位置し、かつて宇佐郡にあった村です。地名の「馬城」は「馬城峰」に由来しています。西馬城は御許山(馬城峰)の西に位置し、藻寄川の上流に広がる山間部の地域です。1889年(明治22年)4月1日に町村制が施行され、宇佐郡の上矢部村、
和紙の生産と市川花火が盛んだった地域にある旧市川大門郵便局 2024.09.27 旧市川大門郵便局の概要市川大門郵便局の局名にもなっている市川大門は甲府盆地の最南端に位置し、古くから交通と商業の要所として重要な役割を果たしてきました。山梨県南部、西八代郡にかつて存在した町で、現在は市川三郷町の一部となっています。地名の「市川」と「大門」は、地域の歴史と地理に深く根ざしています
「飯能の奥座敷」と呼ばれた地域にある旧原市場郵便局 2024.09.20 旧原市場郵便局の概要原市場郵便局のある原市場は自然豊かな地域で、名栗村との合併以前は「飯能の奥座敷」と呼ばれていました。山あいに住宅地が広がり、のどかな風景が特徴です。原市場川が流れる風景は美しく、春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめます。また、近くには天覧山や多峯主山へのハイキ
長屋門右側に残された逓信遺構|旧塩尻郵便局(上大門郵便局) 2024.09.17 旧塩尻郵便局の概要塩尻郵便局などが所在する大門は長野県塩尻市の中央部に位置する地区で、市の中心市街地を形成しています。この地域は塩尻市の行政、商業、文化の中核となっており、多くの官公庁や商業施設が集中しています。大門地区の人口は約9,600人で、地域の発展と活動がさかんです。大門は田川の上流左岸
安芸武田氏の堅城-佐東銀山城址にも近い旧福山山手郵便局 2024.09.13 旧福山山手郵便局の概要福山山手郵便局のある福山市の山手地区は、広島県福山市の北西部に位置し、萱野山を背にしており、中国山地と四国山地に挟まれた温暖な気候に恵まれています。自然災害が少なく、穏やかな環境が広がっています。かつては山陽道の要所として栄え、特にこの地にあった銀山城は戦国時代に築かれた山
淡路島にあるレトロ郵便局舎|旧塩田郵便局 2024.09.10 旧塩田郵便局の概要塩田郵便局の局名にもなっている塩田村(しおたむら)は、かつて兵庫県津名郡に存在した村で、現在の淡路市の塩尾、下司、里の地域に相当します。この地域は大阪湾に面しています。明治10年(1877年)に、塩尾浦、下司村、塩田下村という3つの地域が合併して「塩田浦」と呼ばれるようになりま
牧野氏に所縁のある町にある旧豊川牛久保郵便局 2024.09.06 旧豊川牛久保郵便局の概要豊川牛久保郵便局のある豊川市の牛久保は、愛知県東部に位置する地域で、豊かな歴史と文化を持つ場所です。牛久保は古くから交通の要所として発展し、JR飯田線の牛久保駅があり、主要道路が交差する便利な立地にあります。豊橋市や岡崎市への通勤通学にも便利です。牛久保の歴史は中
砥石の採掘で栄えた町にあった洋風建築|旧砥沢郵便局 2024.09.03 旧砥沢郵便局の概要砥沢(とざわ)と読みます。郵便局名にもなっている砥沢ですが、砥沢村は江戸時代に砥石の採掘で栄え、中山道脇往還の分岐点としても重要な役割を果たしていました。文禄2年(1593年)には南牧関所が設けられ、江戸時代には幕府領として耕地が細分化され、特定の家が砥石採掘を許されていました