旧大石郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録 2023.05.01 旧大石郵便局の郵便局舎の変遷大石郵便局は昭和14年2月11日に本屋敷郵便取扱所として設置されました。所在地は湯田町本屋敷63番地で、初代局長は高橋能得氏でした。昭和15年12月1日に三等無集局に改定され、昭和16年2月1日に特定無集局に改定されました。昭和39年5月1日に現名称の大石郵便局に移転
複雑な局名変遷をたどったレトロ郵便局|旧高島拝戸郵便局 2023.04.10 旧高島拝戸郵便局の概要高島拝戸郵便局は大正元年12月26日にできた高島郵便局を起源とします。滋賀県高島郡高島村大字高島に所在したこともあり、まさに高島郵便局にふさわしい局所でした。しかし、昭和18年4月29日に、 大溝町・高島村・水尾村が合併して高島町(たかしまちょう)が発足すると、もともとの城
昭和の店舗を一部利用したレトロ郵便局|神戸篠原郵便局 2023.04.03 神戸篠原郵便局の概要神戸篠原郵便局は昭和11年3月21日に開局した三等無集局で、昭和16年2月に特定局に改定されました。レトロな局舎は昭和初期の店舗ですが、設計・施工などの詳細は不明です。平成元年までは完成当時の建物でしたが、現在はファザード保存のみで裏側は比較的に新しい建物に生まれ変わっていま
若狭鯖街道熊川宿の荻野家住宅|旧熊川郵便局 2023.03.28 旧熊川郵便局の概要熊川宿(くまがわじゅく)は福井県三方上中郡若狭町にある 若狭と京都を結ぶ旧鯖街道の宿場です。明治5年7月1日に熊川郵便取扱所が設置されたのが今日の熊川郵便局の始まりです。昭和53年6月20日までは集配特定郵便局でした。郵便創業時は江戸時代の問屋を務めた荻野家が郵便取扱人を務めま
「ゆーくんち」として地域活性化に貢献|旧来民郵便局 2023.03.21 旧来民郵便局の概要来民(くたみ)と読みます。明治7年12月の設置時点では、山鹿新町という名称でしたが、明治9年に来民郵便局となりました。長く三等局・特定局の来民郵便局として歩んできましたが、平成8年4月8日には鹿本郵便局と改称しています。現存する旧来民郵便局(ゆーくんち)は昭和11年12
東京23区内最後のモルタル看板建築の旧局舎|旧中央築地六郵便局(閉鎖済) 2023.03.07 旧中央築地六郵便局の概要隅田川にかかる勝鬨橋、築地場外市場の近くには、平成31年1月19日まで昔ながらの看板建築のレトロ郵便局舎が現役局として営業していました。晴海通りの北東裏側に、モルタルと赤いレンガの対比の美しい局舎がありましたが、平成30年11月20日付のプレスリリースにて「一時閉鎖」と報
歴史ある宮原八幡宮と一体的な簡易局|宮原簡易郵便局 2023.02.27 宮原簡易郵便局の概要宮原簡易郵便局は昭和38年3月1日に簡易郵便局として開局した局です。栃木県那須烏山市宮原の「宮」は宮原八幡宮のことであり、宮司さんのご家族が簡易郵便局長を務めています。局舎は自宅とつながっていて、かなり奥行のある様子がうかがえました。宮原簡易郵便局の詳細情報宮
コミュニティカフェとして復活!「中名田モデル」ともいうべき再生事例|旧中名田郵便局 2023.02.26 旧中名田郵便局の概要中名田郵便局は大正5年7月26日に設置された郵便局で、初代局長は地域の有力者 大道四郎兵衛が務めました(『中名田誌』より)。現存する旧局舎は昭和11年頃のものであり、昭和45年7月26日まで郵便局としての役割を果たしました。小浜市下田の山間にあり、県道沿いに西面して建つ木造2
漁協受託の簡易郵便局|下泊簡易郵便局(2022/4/29~一時閉鎖) 2023.02.20 下泊簡易郵便局の概要下泊簡易郵便局は昭和36年4月1日にできた簡易郵便局です。郵便局名にもなっている下泊地区は西予市三瓶町の最南端に位置し、前面は宇和海に面し、 後背は山地にかこまれた小さな集落となっています。柑橘類の栽培と漁業が主力産業であり、かつては真珠養殖や養豚なども行われていました。
銀山新道沿いのレトロ局舎|旧永井野郵便局 2023.02.13 旧永井野郵便局の概要会津美里町の旧永井野郵便局は国道401号沿いの古い町並みの中にあります。国道401号の福島側は明治前半に会津若松と柳津町の軽井沢銀山を結ぶ「銀山新道」として整備された道です。永井野郵便局の局長は、清酒「萬代芳」を製造する造り酒屋の白井家が担いました。白井酒造店には戦前にできた
磐梯山の噴火を今に伝える湖畔のレトロ局舎|桧原郵便局(福島県) 2023.02.06 旧桧原郵便局の概要桧原(ひばら)と読みます。湖底に沈む桧原宿跡の話をご存じでしょうか。桧原宿はかつて会津若松と米沢を結ぶ56㎞の街道(通称米沢街道)にあった宿場で、伊能忠敬の記録にも出てくる場所です。近世には銀山が開発されたほか、隣の宿場である大塩宿では塩泉を利用した山塩が産出されたことから賑わ
複雑な局名改称を遂げた広島駅前郵便局|広島JPビル郵便局(現在) 2023.01.27 大正時代に新設された広島駅前郵便局広島市内の郵便史は複雑です。郵便創業期の明治4年12月5日に開局した広島郵便取扱所の流れを汲むのが、現在の広島西郵便局(昭和33年10月末まで広島郵便局)であり、大正12年3月1日に広島駅前に新設されたのが広島駅前郵便局(昭和33年11月1日から広島郵便局)です