旧大迫郵便局の郵便局舎の変遷
大迫郵便局は明治5年7月2日、大迫郵便取扱所として開局しました。大迫村130番戸に所在し、初代局長は両川善次郎氏でした。明治8年1月1日に郵便局に改定され、明治30年1月21日に電信業務を開始し、大迫郵便電信局となりました。明治36年4月1日に三等郵便局となり、昭和16年2月1日に特定郵便局に改定されました。ここでは貴重な明治39年の局舎の写真・昭和32年の写真をご紹介します。
(荻田栄治さんのご厚意により収集された写真類をレトロ郵便局に掲載させていただきました)
大迫郵便局の基本情報
所在地
〒028-3299
岩手県花巻市大迫町大迫3-137-1
大迫郵便局の沿革
明治05.07.02 設置 郵便取扱所
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治30.01.21 三等郵便電信局に改定
明治36.04.01 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。
資料提供:荻田 栄治(おぎた・えいじ)
交通史研究者・郵趣家。1941年に岩手県江刺郡岩谷堂町(現 奥州市)に生まれる。日本郵趣協会県南支部(岩手県)結成に尽力し、支部長に就任。2004年から10年にわたり江刺市行政区長(岩谷堂3区)を務めた。主な著作に1980年『江刺の郵便誌』が処女作。近著に2018年『北上川に架かる橋』がある。