愛宕郵便局の歴代局舎と変遷について|岩手県内の記録

愛宕郵便局の郵便局舎の変遷

愛宕(おだき)と読みます。愛宕郵便局は昭和7年、当時村長の石川良雄氏が村民切望の郵便施設の設置運動・陳情を行い、昭和8年4月、愛宕郵便取扱所開設にこぎつけたという経緯があります。その後、昭和11年11月に愛宕郵便局に改定されました。写真(江刺市愛宕字東下川原98)の局舎は昭和13年4月に起工し、6月に竣工しました。落成式は同年8月に挙行されています。

江刺郡愛宕村は明治22年4月1日、愛宕村単独で村制施行しました。昭和30年2月10日、周辺の 岩谷堂町・伊手村・稲瀬村・田原村・玉里村・広瀬村・藤里村・梁川村・米里村と合併し、江刺町となりました。現在の奥州市江刺愛宕にあたります。

愛宕郵便局

愛宕郵便局。昭和13年6月竣工~同39年11月

愛宕郵便局

愛宕郵便局。昭和13年6月11日~昭和39年11月23日まで使用された局舎のその後の様子。昭和53年10月撮影。

愛宕郵便局

愛宕郵便局。昭和39年11月業務開始~平成元年10月。昭和47年5月撮影(O)

愛宕郵便局

愛宕郵便局。平成元年10月業務開始。業務開始3日前撮影(O)

(荻田栄治さんのご厚意により収集された写真類をレトロ郵便局に掲載させていただきました)

愛宕郵便局の基本情報

所在地
〒023-1131
岩手県奥州市江刺愛宕境畑199-1

愛宕郵便局の沿革
昭和08.04.11 設置 郵便取扱所
昭和11.11.11 三等無集局に改定
昭和16.02.01 特定無集局に改定

*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

資料提供:荻田 栄治(おぎた・えいじ)
交通史研究者・郵趣家。1941年に岩手県江刺郡岩谷堂町(現 奥州市)に生まれる。日本郵趣協会県南支部(岩手県)結成に尽力し、支部長に就任。2004年から10年にわたり江刺市行政区長(岩谷堂3区)を務めた。主な著作に1980年『江刺の郵便誌』が処女作。近著に2018年『北上川に架かる橋』がある。

関連記事

アーカイブ

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
TOP