かつての伊勢本街道沿いの小さな集落に現存する旧榛原高井郵便局 2024.08.13 レトロ郵便局舎 旧榛原高井郵便局の概要榛原高井(はいばらたかい)と読みます。榛原高井郵便局の所在する榛原町高井は山間部の狭隘な谷間にある小さな集落で、かつては伊勢本街道と呼ばれる伊勢参りの主要な道が通っていました。この地域は、伊勢方面へ向かう道が多くあり、現在ではその区別が曖昧です。高井は宿場町として栄え、近隣
カフェレストラン「伊那佐郵人」として営業|旧伊那佐郵便局 2022.11.29 レトロ郵便局舎 旧伊那佐郵便局の概要旧伊那佐郵便局は昭和9年5月21日に設置された郵便取扱所に始まり、昭和11年4月に郵便局に改定されました。2階建ての初代郵便局舎がそのまま現存しています。局舎のオーナー(旧局長家)は伊那佐山に由来する伊那佐という地名を局名に残したかったと考えたそうですが、昭和49年10月14
御所まち近世景観街道の赤塚邸|旧御所郵便局 2022.07.29 レトロ郵便局舎 旧御所郵便局の概要奈良県中央部に位置する御所(ごせ)は大阪府との県境をなす金剛・葛城山麓に位置する町であり、江戸時代から伊勢街道・竹内街道や高野街道の要衝にあたり、古くから商業のさかんな場所(特に菜種油と大和かすり)でした。御所市内の集配局である御所郵便局の歴史も古く、明治4年12月20日に御所
新たな郵便の聖地-郵便名柄館|旧名柄郵便局 2022.07.29 レトロ郵便局舎 旧名柄郵便局の概要池口小太郎と聞いて、作家の堺屋太一氏(1935-2019年)のことだとわかる方はかなりの通なのではないでしょうか。名柄郵便局は明治35年11月16日に名柄郵便受取所として設置され、明治36年12月5日に郵便電信受取所に改定、さらに明治38年4月1日に三等無集局に改定されました。
郵便創業期の遺構の貴重な現存例―松本家住宅|旧茗荷郵便局 2022.07.28 レトロ郵便局舎 旧茗荷郵便局の概要奈良・茗荷(みょうが)郵便局は明治5年6月1日開局(『局所原簿』)の茗荷郵便取扱所を起源とし、明治8年1月1日に五等郵便局に改定されました。明治19年4月16日に三等郵便局となってからは典型的な地方の集配三等局・集配特定局として歩み、令和に入ってもなお集配業務を継続している局で