竹駒郵便局の郵便局舎の変遷
竹駒郵便局は昭和16年11月21日に竹駒村字細根沢に開局しました。初代局長は松野健治郎氏です。気仙郡竹駒村は明治8年10月の 水沢県による村落統合に伴い、高田村と合併して氷上村となって成立しました。明治22年4月1日の町村制施行時に竹駒村に改称し、昭和29年12月末まで存在しました。翌昭和30年1月1日から陸前高田市竹駒町となっています。
竹駒郵便局は昭和56年7月26日から陸前高田市竹駒町十日市場8-12に局舎を構えました。「奇跡の一本松」にもほど近い気仙川の河口を1kmほど北上したあたりでした。しかし東日本大震災の津波による壊滅的な被害を受け、同年10月に陸前高田市竹駒町滝の里24-12に移転し、仮設局舎での営業となりました。
東日本大震災後の竹駒郵便局の様子
(荻田栄治さんのご厚意により収集された写真類をレトロ郵便局に掲載させていただきました)
竹駒郵便局の基本情報
所在地
〒029-2203
岩手県陸前高田市竹駒町滝の里24-12
竹駒郵便局の沿革
昭和16.11.21 設置 特定無集局
平成23.03.14~10.04 一時閉鎖(大震災)
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。
資料提供:荻田 栄治(おぎた・えいじ)
交通史研究者・郵趣家。1941年に岩手県江刺郡岩谷堂町(現 奥州市)に生まれる。日本郵趣協会県南支部(岩手県)結成に尽力し、支部長に就任。2004年から10年にわたり江刺市行政区長(岩谷堂3区)を務めた。主な著作に1980年『江刺の郵便誌』が処女作。近著に2018年『北上川に架かる橋』がある。