三陸郵便局の郵便局舎の変遷
大船渡市三陸町越喜来は難読地名の1つといってよいでしょう。越喜来(おっきらい・おきらい)と読みます。気仙郡越喜来村は昭和31年9月29日まで存在した村で、翌日に吉浜村・綾里村と合併して三陸村となりました。三陸郵便局は明治43年5月16日に越喜来郵便局として越喜来村字沖田56に開局したのが始まりです。初代局長は刈谷譲右エ門氏です。昭和48年4月1日に三陸郵便局と改称しました。
ここでは、平成10年10月に撮影した写真、東日本大震災から約半年が経った平成23年9月を併せて紹介します。
(荻田栄治さんのご厚意により収集された写真類をレトロ郵便局に掲載させていただきました)
*大船渡市における東日本大震災の被害はこちらの資料をご覧ください。
三陸郵便局の基本情報
所在地
〒022-0101
岩手県大船渡市三陸町越喜来所通27-17
三陸郵便局の沿革
明治43.05.16 設置 三等無集局 設置名称「越喜来」
大正05.07.21 集配開始
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
昭和48.04.01 現名称に改称
平成18.10.02 集配廃止 引継:大船渡
平成23.03.14~10.25 一時閉鎖(大震災)
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。
資料提供:荻田 栄治(おぎた・えいじ)
交通史研究者・郵趣家。1941年に岩手県江刺郡岩谷堂町(現 奥州市)に生まれる。日本郵趣協会県南支部(岩手県)結成に尽力し、支部長に就任。2004年から10年にわたり江刺市行政区長(岩谷堂3区)を務めた。主な著作に1980年『江刺の郵便誌』が処女作。近著に2018年『北上川に架かる橋』がある。