旧別府浜脇郵便局の周辺について
別府郵便取扱所ができたのは明治5年7月1日のことで、今日の別府郵便局の始まりです。それとは別に明治19年7月に設置された小規模な浜脇郵便取扱所がこの記事のテーマです。浜脇もしくは浜脇温泉は、別府駅から徒歩20分ほどのところにあり、かつての別府温泉の中心地でした。明治の終わりには70軒ほどの温泉旅館が立ち並び、昭和40年代に入っても40軒ほどを数えましたが、別府の中心は他の地区へと移っていきました。現在は再開発して、住宅地となっています。
別府浜脇郵便局の旧局舎について
旧浜脇郵便局は大分県別府市浜脇2-4-4に所在しました。不整形地に工夫しながら敷地を利用していること、擬西洋風というよりもむしろ和洋折衷といった局舎がユーモラスであり、詳細に調査したのですが、残念ながら解体されていることが判明しました。大分県の地域情報を扱うWebサイト「とし博」の管理人様(大分県別府市在住)のご厚意により、本サイトへ掲載することができました。改めて御礼申し上げます。(なお、「とし博」内にある別府温泉のアンティーク絵葉書のページもオススメです)
別府浜脇郵便局の基本情報
所在地
〒874-0947
大分県別府市浜脇2-3-7
別府浜脇郵便局の沿革
明治19.07.01 設置 郵便受取所 設置名称「浜脇」
明治31.11.16「別府浜脇町」と改称
明治38.04.01 三等無集局に改定
明治39.01.01 現名称に改称
昭和16.02.01 特定無集局に改定
書留引受局記号:754ア
為替番号:72069
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。