陸中広瀬郵便局の郵便局舎の変遷
陸中広瀬郵便局は昭和11年6月11日、郵便取扱所として開局しました。昭和15年12月1日、三等無集局に改定され、昭和16年2月1日に特定無集局に改定されました。昭和25年10月1日から集配業務開始のため、戦前の局舎が増築されましたが、平成4年9月7日に集配廃止(引継:江刺)されました。
白色を貴重とした非常に美しい局舎(解体済)であり、また、戦後になって集配業務を開始したため、増築した点では特異な事例といえるでしょう。
(荻田栄治さんのご厚意により収集された写真類をレトロ郵便局に掲載させていただきました)
陸中広瀬郵便局の基本情報
所在地
〒023-1133
岩手県奥州市江刺広瀬日渡45-3
陸中広瀬郵便局の沿革
昭和11.06.11 設置 郵便取扱所
昭和15.12.01 三等無集局に改定
昭和16.02.01 特定無集局に改定
昭和25.10.01 集配開始
平成04.09.07 集配廃止 引継:江刺
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。
資料提供:荻田 栄治(おぎた・えいじ)
交通史研究者・郵趣家。1941年に岩手県江刺郡岩谷堂町(現 奥州市)に生まれる。日本郵趣協会県南支部(岩手県)結成に尽力し、支部長に就任。2004年から10年にわたり江刺市行政区長(岩谷堂3区)を務めた。主な著作に1980年『江刺の郵便誌』が処女作。近著に2018年『北上川に架かる橋』がある。