奥州街道と羽前街道の分岐点にあたる宮宿と旧宮郵便局 2024.10.11 レトロ郵便局舎 旧宮郵便局の概要宮郵便局のある地域は、奥州街道と羽前街道の分岐点であたり、伊達家が参勤交代が仙台を出立して最初の宿場町として栄えました。いつ成立したのかは不明ですが、刈田嶺神社が所在することから、この地域は古くから「宮」と呼ばれていました。江戸中期には78軒の町屋が並んでおり、近代以降は商家が多
ハンドメイドの局名表示が愛らしい姫松簡易郵便局 2024.04.30 レトロ郵便局舎 姫松簡易郵便局の概要宮城県栗原市一迫北沢十文字の姫松簡易郵便局は木を組み合わせて造られた局名表示です。老朽化のため、ところどころ局名表示が壊れていますが、そこを指摘するのは野暮というものでしょう。ぜひ長く現役でいて欲しいと思います。姫松簡易郵便局の詳細情報姫松村(ひめまつむら)は
養蚕で栄えた阿武隈川左岸の集落にある旧耕野郵便局 2024.04.05 レトロ郵便局舎 旧耕野郵便局の概要耕野(こうや)郵便局と読みます。かつての伊具郡(いぐぐん)耕野村は現在、宮城県伊具郡丸森町の一部で、平成24年(2012年)の町村合併により丸森町の大字となりました。地名の由来は、山間部にあり、平地が少ない地形から斜面に棚田を造って耕作していたことによるとされています。明治時代
戦後復興期の特定郵便局舎を使用する入谷簡易郵便局 2024.03.26 レトロ郵便局舎 入谷簡易郵便局の概要入谷簡易郵便局は宮城県本吉郡南三陸町入谷中の町に所在します。入谷(いりや)と読みます。近くには、本吉明神(入谷弥惣)があります。入谷弥惣峠入口の沢の中にある花崗岩で、明神さまとして祀られており、「もとよし」の地名(郡名)のもとになった場所と伝えられています。入谷簡
スクラッチタイル貼りが美しい|旧丸森郵便局 2022.05.31 レトロ郵便局舎 旧丸森郵便局の概要丸森郵便局は明治7年12月に設置された郵便取扱所が始まりです。明治8年1月に丸森郵便局と改定されました。丸森町は丸森は養蚕がさかんで、伊達政宗の初陣の地としても知られます。江戸時代後期から昭和初期にかけて7代にわたって栄えた豪商、齋藤理助氏の屋敷である「齋理屋敷」にも近く、歴史
現役は1本?幻の郵便差出箱6号 2022.05.18 郵便ポストの話題 幻の郵便ポストとして知られる郵便差出箱6号郵便差出箱6号は昭和34年4月にできた郵便ポストで、法的根拠のある郵便ポストのうち、もっとも数少ない郵便ポストとして知られます。一般差出用の通常の郵便ポストの機能に加えて、配達郵便物前送保管を兼ねたもので、足がなく、左右に取り出し口があるのが特徴となって
キリシタンの里にあるレトロな局舎|旧米川郵便局 2022.02.10 レトロ郵便局舎 旧米川郵便局の概要米川は宮城県北部の登米市北東部に位置し、北は岩手県藤沢町、東は気仙沼市、南三陸町に接します。かつてタタラ製鉄や煙草の集積所として栄えたこともあり、旧街道沿いには蔵のある明治の商家が並ぶ一角があり、その中に擬西洋風の旧米川郵便局舎があります。米川郵便局は当初、明治7年12