名古屋市に近い都市近郊農村に残る旧東員郵便局

旧東員郵便局の概要

東員(とういん)郵便局と読みます。東員町(とういんちょう)は1954年(昭和29年)11月3日に大長村、稲部村、神田村が合併して東員村が成立し、1967年(昭和42年)4月1日には町制施行を行い、東員町として新たなスタートを切りました。同町は三重県員弁郡に位置し、2003年(平成15年)の合併でいなべ市が発足した際、東員町は合併に参加せずに員弁郡唯一の町として残りました。町名は、合併により成立した際に、東部に位置することと、員弁郡に属することから「東員」と命名されました。

地理的には、町の中央を員弁川が東に流れることから水源の恩恵を受けており、農業が盛んな地域として知られています。典型的な都市近郊農村であり、多くの住民が名古屋市内への通勤者です。

旧東員郵便局

旧東員郵便局の詳細情報

東員郵便局は三重県員弁郡東員町に位置し、長い歴史を持つ郵便局です。最初は明治7年(1874)2月20日に「南大社」という名前で郵便取扱所として設置されました。翌年の明治8年(1875)1月1日には五等郵便局へと格上げされ、その後も継続して格上げが行われ、明治18年(1885)には四等郵便局、明治19年(1886)には三等郵便局に改定されました。

明治42年(1909)6月1日には「大長」という名称に改称されました。さらに昭和16年(1941)2月1日には特定郵便局に改定されるなど、時代に合わせてさまざまな変遷を経てきました。昭和30年(1955)8月16日には現在の「東員郵便局」として改称され、平成5年(1993)9月1日には普通郵便局に改定されました。

旧東員郵便局

旧東員郵便局のアクセス

所在地
〒511-0256
三重県員弁郡東員町南大社943-2

アクセス
徒歩:三岐鉄道・三岐線「北勢中央公園口駅」から徒歩16分
車:東海環状自動車道「東員IC」から車で4分

旧東員郵便局

旧東員郵便局

東員郵便局の基本情報

現地情報によると、旧局舎は平成4年(1993)まで現役だったようです。昔の街道沿いの雰囲気のよい街並みが広がります。

所在地
〒511-0299
三重県員弁郡東員町大木下仮宿2212

東員郵便局の沿革
明治07.02.20 設置 郵便取扱所 設置名称「南大社」
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治14.06.15 四等郵便局に改定
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治42.06.01「大長」と改称
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
昭和30.08.16 現名称に改称
平成05.09.01 普通郵便局に改定
書留引受局記号:4112
為替番号:22038

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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