札所六十六番 雲辺寺に近いレトロ郵便局舎|旧佐野郵便局

旧佐野郵便局の概要

徳島県三好市池田町にある佐野郵便局は昭和3年4月16日開局の郵便取扱所(集配:白地郵便局)に始まり、昭和13年4月21日に郵便局に改定されました。登録有形文化財の旧郵便局舎はコンクリートブロック造平屋建であり、古本家住宅主屋に隣接する角地に建っています。また、その向かいには次代の旧郵便局舎が現存しています。これら古本家が運営した2つの局舎は昭和59年2月21日まで郵便局としての役割を果たしたのち、町の中心部に移転しました。

地元の方の話では、古本家はかつて酒屋を営んでおり、コンクリートブロック造平屋建の旧々局舎は長く女性局長が務めていたそうです。また、移転時期は判然としませんが、向かいの旧局舎は古本家の弟が郵便局長を務めていたということです。

旧佐野郵便局

旧佐野郵便局のうち、コンクリートブロック造の旧々局舎である。

旧佐野郵便局の詳細情報

明治22年4月1日の町村制施行にあたって、三好郡佐野村・馬路村・白地村が合併して、佐馬地村(さまじそん)となりました。白地には六十六番札所の雲辺寺(標高900mと最高所の札所であり、阿波国にありながら讃岐国の札所となっている)があり、その近傍にあたる佐野はお遍路さんの宿泊地として賑わいをみせました。しいたけ栽培でさかんだった時期もありますが、現在は鄙びた山間の町となっています。その後、佐馬地村は昭和34年3月31日に池田町と合併して消え、平成18年3月1日には三好市となりました。この地域が三好市の北西端に位置します。

旧佐野郵便局

旧佐野郵便局のうち、木造2階建の旧局舎である。

旧佐野郵便局(古本家住宅旧郵便局)のアクセス

所在地
〒778-5253
徳島県三好市池田町佐野字金氏935-1

アクセス
JR土讃線「池田駅」前より、三好市営バス 佐野池田線 佐野行に乗り、「佐野」下車徒歩3分

旧佐野郵便局

右側が登録有形文化財になった旧々局舎、左側の水色の塗装がされた旧局舎が旧局舎である。2代の局舎が真向かいに位置している。

旧佐野郵便局

旧佐野郵便局周辺は静かな山間の集落となっており、タイムスリップしたような感覚を覚える。

佐野郵便局の基本情報

現在の佐野郵便局は、明治期に存在した佐野郵便取扱所・佐野郵便局とは断絶しています。沿革の上でもつながりませんが、同名の局所ということもあり、参考までに掲載しておきます。

所在地
〒778-5253
徳島県三好市池田町佐野東三谷574-2

佐野郵便局の沿革
明治05.07.01 設置 郵便取扱所
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治09.-.- 四等郵便局に改定
明治18.10.15 廃止

昭和03.04.16 設置 郵便取扱所
昭和13.04.21 三等無集局に改定
昭和16.02.01 特定無集局に改定

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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