北海老簡易郵便局の概要
北海老簡易郵便局は昭和39年7月1日にできた簡易郵便局で、福島県南相馬市鹿島区北海老松坂にあります。長屋門のある古民家に隣接する小規模な局舎です。サッシなどは新しいものに使われていますが、外壁や装飾などに郵便局設置時点の職人さんの遊び心が感じられます。
北海老簡易郵便局の詳細情報
簡易郵便局は宝蔵寺の敷地に隣接する位置にあります。宝蔵寺は平安時代前期に征夷大将軍坂上田村麻呂が建立したとされ、例年11月中下旬に「楓姫もみじまつり」を開催しています。また、曳覆曼荼羅版木、牛王宝印版木、弘法大師御影版木という3つの南相馬市指定有形文化財〔工芸品〕を有することでも知られます。また、局舎の隣の区画には「北郷の四脚門一括」(南相馬市指定有形文化財〔建造物〕)を有する個人宅もあります。 四脚門(しきゃくもん)とは、本柱の前後に二本ずつ四本の控柱のある門のことで、四足門(よつあしもん)ともいい、八脚門に次ぎ格式が高いもので、神社あるいは大邸宅に用いました。海岸にも近い鄙びた田園風景の広がる地区ではありますが、かつては付近の文化の中心だったことをうかがわせました。
北海老簡易郵便局のアクセス
所在地
〒979-2311
福島県南相馬市鹿島区北海老松坂85
アクセス
JR東日本・常磐線「鹿島駅」から車で8分
北海老簡易郵便局の基本情報
北海老簡易郵便局の沿革
昭和39.07.01 設置 簡易局
平成23.03.14~04.04 一時閉鎖(大震災)
書留引受局記号:8897イ
為替番号:82761
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。