江刺郵便局のポストの新旧交代
江刺郵便局の過去の写真をいくつかご紹介したいと思います。ここにみえるのは、江刺郵便局前の新旧のポストが交代するところです。従来の郵便差出箱1号(丸型)の後継ポストとして、郵便差出箱1号(角型)が昭和45年に登場しました。郵便物が100通以上投函されるような地域に設置されたのです。しかし郵便差出箱1号(角型)はまだ設置準備中なのでしょう。「使用出来ません」と表示され、差出口が封じられています。
江刺郵便局の局内作業風景
昭和47年8月頃に撮影した江刺郵便局の様子です。作業机の横にはたくさんの郵袋が所せましと並べられています。郵便はがき専用の押印機もみられます。
江刺郵便局の窓口
郵便窓口の様子。右手には小包・電信(電報)・電話の窓口もみえます。郵便窓口の左側に写っているのは、私書箱でしょう。
江刺郵便局の臨時出張所
江刺の商業施設「サンエー」内に設置された臨時出張所。人が多く集まる場所に、過去の記念特殊切手や切手帳などを販売する臨時出張所が設けられました。お客さんの注文に笑顔で答える眼鏡の人物は、江刺郵便局の横山局長です。
江刺市内郵便局の写真展(局内展示)
平成16年4月に「江刺市内郵便局~なつかしの~写真展」を江刺郵便局の一角で開催しました。出展者は地元郵趣家の荻田栄治氏です。
(荻田栄治さんのご厚意により収集された写真類をレトロ郵便局に掲載させていただきました)
資料提供:荻田 栄治(おぎた・えいじ)
交通史研究者・郵趣家。1941年に岩手県江刺郡岩谷堂町(現 奥州市)に生まれる。日本郵趣協会県南支部(岩手県)結成に尽力し、支部長に就任。2004年から10年にわたり江刺市行政区長(岩谷堂3区)を務めた。主な著作に1980年『江刺の郵便誌』が処女作。近著に2018年『北上川に架かる橋』がある。