現役最古の郵便ポストは豊川稲荷寺務所前に設置
現役郵便ポストの日本最古は、豊川稲荷寺務所前(愛知県豊川市豊川町1)にある明治45年(1912年)のタイプの郵便ポストです。 ポスト番号001024・担当局は豊川郵便局です。
戦前に使用されていた金属製の郵便ポストはほとんどが回収されてしまいました。しかし豊川稲荷の場合は「私設ポスト」だったため、例外的に継続使用されました。明治45年のタイプは雨よけの庇(ひさし)と内部に盗難防止弁をつけており、現在の丸形ポストの原型となった非常に貴重なポストです。
平成25年の修復作業
この貴重なポストを修繕したのは平成25年4月27、28日のことです。丸形ポストの魅力をさまざまなかたちで発信している庄司 巧氏、若林正浩氏、小沼隆行氏の3氏がメンテナンスを行い、設置当時の状態によみがえらせました。その際、製造メーカー「名古屋市嶋崎町 北野鉄工所」が刻印されており、当該ポストが地元・愛知県で製造されたことが判明しています。詳細は庄司 巧氏の次のブログ記事に記録されていますので、併せてご覧ください。
●庄司巧の丸いポストのある風景
(https://marupost.exblog.jp/20418899/)
■庄司 巧氏による解説動画
(庄司 巧CHANNELより)