郵便マークの棟飾
屋根の棟にとりつけた装飾,あるいは装飾的要素をもつ棟形式を棟飾(むねかざり)といいます。棟飾は地域色もあり、なかには象徴的な意味合い・格式などを表現したりするものもあるようですが、ここでは特にカタカナの「テ」を図案化した郵便マークは全国各地のレトロ郵便局舎についていくつかの例を紹介したいと思います。
意外性のある胸飾の楽しみ
どこかユーモラスなもの、装飾性の高いもの、シンプルなものなど、個性あふれる棟飾はウェブ上でもことさらに取り上げられることは少ないので、実際に現地にいく楽しみの1つにもなります。いかがだったでしょうか。こうしてみていると、明治・大正・昭和の官庁・官衙のものと比べて権威的な要素が控えめであり、公衆に開かれた親しみやすさを感じさせるものが多いものと思われます。また、色もシンボルカラーの赤だけでなく、もとの瓦の色のままだったり、黒や灰といった無彩色のものもしばしばみられます。