旧山田郵便局電話分室|吉田鉄郎の出発点

旧山田郵便局電話分室の概要

重要文化財の宇治山田郵便局舎はご存じの方も多いでしょう。現在は博物館明治村(愛知県犬山市)に移築されましたが、山田郵便局と同じ敷地内に山田郵便局電話分室が良好な状態で現存しています(西日本電信電話株式会社所有)。伊勢神宮外宮の北側にあたり、大正12年から昭和29年まで電話交換が行われていました。電話交換が自動化されると、その役割を終え、健康管理所、伊勢市立郷土資料館、伊勢市商工会議所の一部として使われていましたが、現在では北側がレストラン、南側をショップとして利用しています。令和1年9月15日には国指定の登録有形文化財となりました。

旧山田郵便局電話分室

改修後の旧山田郵便局電話分室の様子

旧山田郵便局電話分

往時の旧山田郵便局電話分

旧山田郵便局電話分室(現・逓信館)の詳細情報

建物は平屋建て・煉瓦造です。電信電話施設の保護のため、郵便局の2階部分で電話交換をするのが一般的ですが、ここは電話業務専業の独立した施設でした。平面図は「コ」の字の形をしています。煉瓦造電話局舎としては現存唯一のものとして貴重ですが、それ以上に逓信省技師・吉田鉄郎が最初期に手がけた作品であり、近代建築史・逓信建築史の中でも重要な意味をもつ歴史的建造物といえます。

旧山田郵便局電話分室

山田郵便局電話分室

旧山田郵便局電話分室(現・逓信館)のアクセス

施設に入居しているカフェ(ボン・ヴィヴァン伊勢神宮外宮前店)がとてもよい雰囲気です。

所在地
〒516-0074
三重県伊勢市本町20-24

アクセス
バス停「外宮前」徒歩1分、近鉄・JR「伊勢市駅」徒歩10分

旧山田郵便局電話分室の中庭

伊勢郵便局の基本情報

電話分室そのものではありませんが、参考情報として伊勢郵便局(旧山田郵便局)の沿革を紹介しておきます。

所在地
〒516-8799
伊勢市岩渕3-6-10

伊勢郵便局の沿革
明治35.01.15 設置名「山田」 二等郵便電信局
明治36.04.01 二等郵便局に改定
昭和06.08.29 一等郵便局に改定
昭和16.02.01 普通郵便局に改定
昭和30.03.01「伊勢」と改称

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年をベースに一部編集。

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