風待ち港で知られる古い街並みに佇むレトロ郵便局舎|旧引田郵便局

旧引田郵便局の概要

引田(ひけた)は香川県東部に位置し、かつての大内郡の村でしたが、明治に大内郡と寒川郡が合併して、大川郡の引田村となりました。その後、平成15年の合併で、周辺の大内町・白鳥町・引田町とともに東かがわ市となりました。

引田郵便局は明治5年7月1日開局の郵便取扱所まで遡ることができます。現在残っているスクラッチタイルの美しい局舎は昭和7年にできた局舎で、昭和53年11月5日まで郵便局としての役割を担いました。旧局舎はレトロな雰囲気を今に伝えるカフェ「風待ち港館」として営業中です。

旧引田郵便局-レトロな雰囲気を今に伝えるカフェ「風待ち港館」

旧引田郵便局

旧引田郵便局の入り口にある右書きの「引田郵便局」の表示と現在も稼働している丸型ポスト

旧引田郵便局のアクセス

所在地
〒769-2901
香川県東かがわ市引田字畑方2253

アクセス
JR高徳線「引田駅」徒歩10分

旧引田郵便局

旧引田郵便局の郵便マーク及び桜などの装飾

引田の街並みについて

引田は、古くから讃岐三白といわれた砂糖、綿、塩の三大産物の代表的な産地の1つです。また、引田は風待ちの港として知られ、引田の氏神である誉田八幡宮から本町通り沿いにかけて伝統的な街並みがよく保存されています。加えて引田は手袋の生産でも知られ、全国のシェアの90%を占めています。松の下あたりには、引田御三家といわれる旧庄屋の「日下家」、醤油業の「岡田家」(かめびし)、酒・醤油業の「佐野家」(旧井筒屋)があり、赤壁の醤油醸造所などは一度見たら忘れられない光景でしょう。

引田の町並み

蔵のある引田の街並み(井筒庄屋前)

引田郵便局の基本情報

所在地
〒769-2901
香川県東かがわ市引田746

引田郵便局の沿革
明治05.07.01 設置 郵便取扱所
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治30.03.30 三等郵便電信局に改定
明治36.04.01 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
平成30.02.19 集配廃止 引継:白鳥

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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