鴻之舞鉱山の歴史を今に伝える旧上藻別駅逓所 2024.07.09 レトロ郵便局舎 旧上藻別駅逓所の概要上藻別駅逓所は、紋別市から遠軽町丸瀬布に向かう途中にある、大正15年(1926年)に建てられた歴史的な建物です。これは北海道開拓時代に、運輸、通信、宿泊の機能を兼ね備えた施設でした。現在、上藻別駅逓保存会によって修復され、鴻之舞金山の資料や開拓史料を展示する資料館として一般に
レトロ郵便局と文化財の種類 2024.05.28 郵便局舎の鑑賞 レトロ郵便局と文化財登録制度レトロ郵便局が注目されている背景としては、国指定登録有形文化財の制度が平成8年(1996年)に始まったことが挙げられます。完成から50年を経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、 届出制という緩やかな規制を通じて保存が図られるようになり、
別府市児童館・旧別府郵便電話局電話分室|吉田鉄郎の建築 2024.03.02 逓信省技師の肖像 旧別府郵便電話局電話分室の概要別府市児童館(旧別府郵便電話局電話分室)は、昭和3年(1928年)12月に大分県別府市に開設されました。この建物は、日本のモダニズム建築と逓信建築の発展に大きく寄与した建築家、吉田鉄郎によって設計されました。吉田鉄郎(1894年 - 1956年)は1919年に東京帝
コミュニティカフェとして復活!「中名田モデル」ともいうべき再生事例|旧中名田郵便局 2023.02.26 レトロ郵便局舎 旧中名田郵便局の概要中名田郵便局は大正5年7月26日に設置された郵便局で、初代局長は地域の有力者 大道四郎兵衛が務めました(『中名田誌』より)。現存する旧局舎は昭和11年頃のものであり、昭和45年7月26日まで郵便局としての役割を果たしました。小浜市下田の山間にあり、県道沿いに西面して建つ木造2
橋本太次兵衛家住宅 旧米穀集荷事務所を改装|旧湯川郵便局 2023.01.10 レトロ郵便局舎 旧湯川郵便局の概要湯川郵便局は昭和21年4月1日に無集配特定局として設置された郵便局で、昭和23年6月16日からは通話業務を開始しています。昭和55年10月20日に通りのはす向いの地に移転し、同日に御坊湯川郵便局に改称しました。旧湯川郵便局舎は大地主であった橋本太次兵衛家住宅の一部をなす
札所六十六番 雲辺寺に近いレトロ郵便局舎|旧佐野郵便局 2023.01.03 レトロ郵便局舎 旧佐野郵便局の概要徳島県三好市池田町にある佐野郵便局は昭和3年4月16日開局の郵便取扱所(集配:白地郵便局)に始まり、昭和13年4月21日に郵便局に改定されました。登録有形文化財の旧郵便局舎はコンクリートブロック造平屋建であり、古本家住宅主屋に隣接する角地に建っています。また、その向かいには次代
宿泊体験や婚礼イベント可能な施設に再生|旧丹比郵便局 2022.12.27 レトロ郵便局舎 旧丹比郵便局の概要八頭郡八頭町の太田家住宅は、地区の村長を3代務めた太田家が住んでいた邸宅として知られ、明治30年の太田家住宅主屋と門長屋、昭和8年の新建(離れ)がそれぞれ国の登録有形文化財に指定されています。大正4年11月6日開局の丹比(たじひ)郵便局は太田家住宅の門長屋を改築して局舎としまし
明治初期の土蔵(文化財)を利用した現役局舎|栃窪簡易郵便局 2022.12.20 レトロ郵便局舎 栃窪簡易郵便局の概要福島県南相馬市の大谷(おおがい)家住宅は土蔵2棟と門が国の登録有形文化財となっています。栃窪簡易郵便局は昭和49年1月25日に設置された簡易郵便局であり、大谷家住宅内に所在します(大谷家が個人受託)。なまこ壁の土蔵を局舎(明治2年頃)にするという全国的にみても珍しい簡易郵便局
老舗カバン店のショップとして活用|旧城崎郵便局 2022.12.13 レトロ郵便局舎 旧城崎郵便局の概要城崎温泉は兵庫県を代表する温泉地で、その歴史は平安時代以前にさかのぼることができます。郵便局としては明治5年7月1日に設置された湯島郵便取扱所を起源とします。現存する旧城崎郵便局は昭和2年の建築で、平明な立面をもつ鉄筋コンクリート造2階建です。城崎温泉のメイン通りに位置し、周囲
湖西にあるヴォーリズ建築局舎|旧今津郵便局 2022.12.06 レトロ郵便局舎 旧今津郵便局の概要今津郵便局の歴史は古く明治5年2月1日設置の今津郵便取扱所にさかのぼることができます。現存する旧今津郵便局舎は琵琶湖周辺に点在するヴォーリズ建築の1つで、高島市今津町今津の辻川通り(ヴォーリズ通り)沿いに建つ昭和11年の郵便局舎です。昭和53年4月16日まで郵便局としての役割を
カフェレストラン「伊那佐郵人」として営業|旧伊那佐郵便局 2022.11.29 レトロ郵便局舎 旧伊那佐郵便局の概要旧伊那佐郵便局は昭和9年5月21日に設置された郵便取扱所に始まり、昭和11年4月に郵便局に改定されました。2階建ての初代郵便局舎がそのまま現存しています。局舎のオーナー(旧局長家)は伊那佐山に由来する伊那佐という地名を局名に残したかったと考えたそうですが、昭和49年10月14
彦根市河原の高崎家住宅|旧川原町郵便局 2022.11.08 レトロ郵便局舎 旧川原町郵便局の概要高崎家住宅は江戸後期の町家であり、彦根川原郵便局舎(ひこねかわら)として改築されたのは昭和9年とされます。登録名は旧川原町郵便局となっているものの、大正14年3月11日時点の設置名は彦根川原郵便局であり、昭和59年12月17日に彦根河原郵便局に改称しており、正式な局所名とは異