北谷道具博物館として山間部の暮らしを伝える|旧北谷郵便局

旧北谷郵便局の概要

北谷郵便局は明治7年7月開設の谷村郵便取扱所を起源とします。一向一揆の拠点となった谷城に近く、明治17年から明治43年にかけて谷郵便局と称してきました。北谷郵便局と改称したのは明治43年10月16日のことです。木造二階建ての旧局舎は大正時代の終わりに民家として建てられ、昭和12年に北谷郵便局となりました。その際に外観を擬西洋風に改修し、内部も郵便局として改修されたのです。現在は登録有形文化財の北谷道具博物館(旧北谷郵便局)として雪深い山間地の暮らしがわかるミニ博物館として活用されています。

旧北谷郵便局(北谷道具博物館)の詳細情報

石川県境にも近い山間部に位置し、かなり雪深いところにあります。もっとも郵便物が多かったのは昭和39年頃とされます。当時は130世帯がありましたが、現在は民家が点在する程度の集落となっています。付近には植林したブナの林が広がり、旧局舎の前にはきれいな湧き水がとれるスポットがあり、時おり車を止めてポリタンクに持ち帰る人の姿がみられます。

旧局舎は平成27年(2015)、近隣のかつやま子どもの村小中学校が建物を譲り受け、北谷の昔の暮らしの道具を展示する博物館として平成30年3月に開館しました。豪雪地帯の暮らしを物語る昔ながら民具、郷土の歴史をまとめたパネル類が中心ですが、郵便局時代に使用していた用品類が展示されているコーナーもあります。

旧北谷郵便局(北谷道具博物館)のアクセス

所在地
〒911-0006
福井県勝山市北谷町谷 87-7-1

アクセス
車:JR福井駅からえちぜん鉄道で「勝山駅」下車、車で約1時間
北陸自動車道「福井北IC」から中部縦貫道(416号線)を東に約1時間

中村の清水

近くにはブナ林からの清水が流れ出している。

旧北谷郵便局の基本情報

北谷郵便局は昭和57年6月に集配廃止して、その3年後の昭和60年9月に廃止されました。

旧北谷郵便局の沿革
明治07.07.- 設置 郵便取扱所 設置名称「谷村」
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治17.-.-「谷」と改称
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治43.10.16 現名称に改称
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
昭和57.06.28 集配廃止  引継:勝山
昭和60.09.01 廃止  引継:勝山

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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