旧真鍋島郵便局の概要
真鍋島は岡山県笠岡市にある笠岡諸島に属する島であり、真鍋島郵便局は大正7年4月21日に開局した離島局になります。真鍋家住宅は5棟からなり、主屋は江戸末期と伝えられていましたが、棟札から明治3年のものと判明しました。主屋北側の郵便局舎は大正6年の建築で、開局時点から昭和38年1月20日まで郵便局として使用されました。現在は私邸の一部として使用しています。
旧真鍋島郵便局の詳細情報
真鍋島の島名は、真南辺の島、つまり備中国小田郡の南端にある島という意味で、後に真鍋の字をあてたものと考えられています。真鍋家は平安末期から続く真鍋島の有力者の家で、最盛期には近隣の島々を支配下に治めていたと伝えられます。源平合戦では平家方に属した真鍋氏の城趾や供養のために建てたと伝えられる石造宝塔などの史跡があります。真鍋家住宅の軒先には樹齢250年といわれる太い幹を持ったホルトノキがあり、地元の観光名所の1つとなっています。
旧真鍋島郵便局のアクセス
所在地
〒714-0037
岡山県笠岡市真鍋島4026
アクセス
JR山陽本線「笠岡駅」から徒歩で「笠岡港(住吉港)」まで約10分、
「笠岡港(住吉港)」から旅客船で約65分、
「真鍋島(本浦港)」から徒歩約5分
真鍋島郵便局の基本情報
所在地
〒714-0037
岡山県笠岡市真鍋島4025
真鍋島郵便局の沿革
大正07.04.21 設置 三等無集局
昭和16.02.01 特定無集局に改定
書留引受局記号:574イ
為替番号:54185
*沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。