馬込文士村のレトロ局舎|旧大田南馬込一郵便局

旧大田南馬込一郵便局の概要

河原家住宅主屋は明治18年建設の旧馬込小学校の玄関と教場部分を移築して和風住宅に改造したもので、その後昭和38年に同校新校舎の時計台(大正14年建設)を移築して主屋の書斎の上部に設置して現在にいたります。学校建築を活用した時計台のある特異な住宅として地域に親しまれており、そのことばかりが取りざたされていますが、実は同家の主屋に隣接するかたちで、昭和3年4年設置の馬込郵便局(旧称)の旧局舎が現存しています。

馬込郵便局の沿革はやや複雑です。荏原郡全域が東京35区に入った時期に馬込東三郵便局と改称しましたが、昭和10年4月に再び馬込郵便局となりました。さらに昭和46年8月に現在の大田南馬込一郵便局に改称しています。

旧馬込郵便局舎

民家の一部として利用されている旧馬込郵便局舎

旧大田南馬込一郵便局の詳細情報

現在の東京都大田区山王、馬込、中央一帯(JR大森駅から西側の地域)がいわゆる大東京市に編入されたのは昭和7年10月1日のことで、それまでは東京府荏原郡入新井村、馬込村でした。大正末期から昭和初期にかけて多くの文士・芸術家が関東大震災後に移り住み、当時互いの家を行き来し交流を深めていました。これが「馬込文士村」です。徒歩圏内にはさまざまな作家にゆかりの建物があり、格好の散歩コースとなっています。

もっとも近隣の集配局である大森郵便局の風景印にも「馬込文士村」が描かれていることから、同局のほうを「馬込文士村」の郵便局として想起する方のほうが多いかもしれません。

河原家住宅

河原家住宅は旧馬込小学校の時計台を移築したことから地域のランドマークとなっている。

旧大田南馬込一郵便局のアクセス

所在地
〒143-0025
東京都大田区南馬込

アクセス
徒歩:都営地下鉄・浅草線「西馬込駅」から9分、「馬込駅」から10分

旧馬込郵便局舎

旧馬込郵便局舎は塀で囲まれているため、旧郵便局舎であることがわかりにくい。

室生犀星のゆかりの地であることを示す標示

室生犀星のゆかりの地であることを示す標示

大田南馬込一郵便局の基本情報

現在の郵便局舎は河原家住宅から徒歩2分ほどの場所に所在します。

所在地
〒143-0025
東京都大田区南馬込1-55-4

大田南馬込一郵便局の沿革
昭和03.04.01 設置 三等無集局
設置名称「馬込」
昭和07.10.21「馬込東三」と改称
昭和10.04.01「馬込」と改称
昭和16.02.01 特定無集局に改定
昭和46.08.16 現名称に改定

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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