日本最古の現存レトロ郵便局舎の1つ|旧江津郵便局

旧江津郵便局の概要

島根県西部にある江津市(ごうつし)にある江津郵便局は明治5年7月1日開局の郷田郵便取扱所を起源とし、明治23年4月1日に江津郵便局に改称しました。旧江津郵便局舎は郵便局長が地元の材木商豊田藤太郎に依頼して建てた明治20年(頃)のものとされ、郷田郵便局という名称で営業していた時期に完成しています。そのため、地元では設置時点の名称である旧郷田郵便取扱所として呼ぶことが多いようです。

旧江津郵便局

かなり老朽化した建物だったが、平成19年頃に改修された。平成21年1月8日に国の登録有形文化財となった。

旧江津郵便局舎-日本最古のレトロ郵便局舎群の1つ

旧江津郵便局は島根県の近代化遺産リストによると、明治20年(頃)の建築であり、神戸の貿易館や教会を参考に設計したものです。また「局所原簿」によると、昭和2年9月末まで郵便局として使用されたことがわかっています。明治20年代の郵便局舎がここまで良好な状態で残ることは珍しく、未解明な部分もありますが、日本最古のレトロ郵便局舎の1つだと考えられます。旧局舎を含む本町地区は平成15年に天領江津本町甍街道として周知され、平成19年(20年?)には同局舎の改修工事が行われました。

旧江津郵便局

材木商の豊田藤太郎が神戸の洋館を再現した建物と伝えられる。

写真右下の真ん中に穴があいた石は「鼻ぐり石」といって、荷物を運んできた牛馬を繋いだ。

旧江津郵便局のアクセス

所在地
〒695-0011
島根県江津市江津町337

アクセス
徒歩:JR山陰本線「江津駅」徒歩約17分、タクシーで約5分
車:山陰自動車道「江津IC」から約10分

旧江津郵便局

舟運で栄えた江津の名残をとどめる一角に立地している。

江津郵便局の基本情報

江の川の河口に位置する江津は「郷田」あるいは「郷津」とも呼ばれ、日本海の海運の要所として栄えた場所です。近世は天領(幕府領)であり、千石船の出入りする港としての機能を持っていました。

所在地
〒695-8799
島根県江津市江津町1520-86

江津郵便局の沿革
明治05.07.01 設置 郵便取扱所 設置名称「郷田」
明治08.01.01 五等郵便局に改定
明治13.-.- 四等郵便局に改定
明治19.04.26 三等郵便局に改定
明治23.04.01 現名称に改称
明治30.03.16 三等郵便電信局に改定
明治36.04.01 三等郵便局に改定
昭和16.02.01 特定郵便局に改定
昭和38.10.01 普通郵便局に改定

沿革は『日本郵便局名鑑 』森 寿博 編著/武田 聡 追補/鳴美、2021年より。

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