「YORAIYA角盤」として再生第2フェーズを迎えた旧米子角盤町郵便局 2024.07.15 レトロ郵便局舎 米子角盤町郵便局ができた頃は中海でタツノオトシゴを「この局舎ができた頃は中海もきれいで、漁船も多く出ていました。タツノオトシゴを手ですくったこともあるんですよ」という90歳を超えた角盤文庫の店主がいました。本サイトの管理人がこれまで行ってきたレトロ郵便局の旅の中でもとりわけ印象に残る出会いでした
吉田鉄郎を輩出した五島家の旧福野郵便局 2024.05.30 レトロ郵便局舎 旧福野郵便局の概要東京中央・大阪中央郵便局を設計した建築家吉田鉄郎は有名ですが、学生時代は五島鉄郎を名乗り、富山県礪波郡福野町(現在の南砺市の一部)にある生家が薬種商と三等郵便局だったことはあまり知られていません。福野は庄川と小矢部川に挟まれた砺波平野の中心部に位置します。五島家は鷹栖屋
画廊喫茶「牛転(うしまろび)」として活用される旧牛窓郵便局 2024.05.26 レトロ郵便局舎 旧牛窓郵便局の概要昭和10年(1935)にできた旧牛窓(うしまど)郵便局は岡山県瀬戸内市牛窓町のしおまち唐琴通りに位置しています。この歴史的な建物は、海遊文化館のすぐ裏にあります。『牛転』は、画廊喫茶としてだけでなく、「牛窓再発見の会」の拠点としても機能しています。内部の天窓や電話ボックスなどが
コミュニティカフェとして復活!「中名田モデル」ともいうべき再生事例|旧中名田郵便局 2023.02.26 レトロ郵便局舎 旧中名田郵便局の概要中名田郵便局は大正5年7月26日に設置された郵便局で、初代局長は地域の有力者 大道四郎兵衛が務めました(『中名田誌』より)。現存する旧局舎は昭和11年頃のものであり、昭和45年7月26日まで郵便局としての役割を果たしました。小浜市下田の山間にあり、県道沿いに西面して建つ木造2
湖西にあるヴォーリズ建築局舎|旧今津郵便局 2022.12.06 レトロ郵便局舎 旧今津郵便局の概要今津郵便局の歴史は古く明治5年2月1日設置の今津郵便取扱所にさかのぼることができます。現存する旧今津郵便局舎は琵琶湖周辺に点在するヴォーリズ建築の1つで、高島市今津町今津の辻川通り(ヴォーリズ通り)沿いに建つ昭和11年の郵便局舎です。昭和53年4月16日まで郵便局としての役割を
旧河内木綿商家・萩原家住宅|旧恩智郵便局 2022.07.24 レトロ郵便局舎 旧恩智郵便局の概要萩原家住宅は東高野街道沿いにあり、かつては木綿問屋・織元でした。宝暦年間(1751-1764年)の築造です。萩原家と郵便事業との関わりは明治9年5月に始まります*。「恩知」郵便局として萩原家住宅主屋の一部を利用して開局したのが最初です。同局は明治18年に「恩智」に改称し
エモい旧郵便局舎として話題を集めた|旧鹿篭金山郵便局 2022.07.05 レトロ郵便局舎 旧鹿篭金山郵便局の概要鹿篭金山はかつて島津家を支えた三大金山の1つです。明治13年には当時全国の鉱山開発を手掛けていた五代友厚の所有となり、昭和まで採掘されました。この地に郵便受取所ができたのは明治37年12月のこと。翌年4月に郵便局に改定されました。旧鹿篭金山郵便局の詳細情報現
加茂市指定文化財 鶴巻家住宅敷地内に所在|旧七谷郵便局 2022.06.14 レトロ郵便局舎 旧七谷郵便局の概要鶴巻家は当地域の豪農として知られ酒造業などを営んでいました。明治22年から切手や印紙の販売の許可を得て、大正15年に郵便取扱所が設置、旧七谷郵便局舎自体は昭和56年まで郵便局として利用されていました。現在の建物はその当時のもので、木造2階建です。施工にあたったのは加茂出身の佐藤
クラウドファンディングで再生|旧石山郵便局(札幌市南区) 2022.02.01 レトロ郵便局舎 旧石山郵便局の概要札幌市南区の旧石山郵便局の沿革をひもとくと、明治35年2月に設置された穴ノ沢(澤)郵便取扱所までさかのぼることができます。明治38年4月に三等無集局に改定され、明治 41年1月に石山郵便局となりました。石山、石切山という地名は、この地が札幌軟石という支笏カルデラの火砕流が冷え固